7月21日(土)
この猛暑の季節にも、いろいろと魅せられる花々がある。
先日は、背振山系の「オニコナスビ」にどうにか間に合った。
そうすると、もう一つの魅惑の花「ベニシュスラン」を見に行きたくなる。
この「ベニシュスラン」は、昨年、少し遅くなったので花後になっていた。
それで、一年待って満を持しての古処山へと向かったのだが……
事前にネットで調べてみると、今回の豪雨で通行止めがたくさん。
5合目駐車場へも入れなさそうだし、八丁峠から遊人の杜にも不通のようだ。
それで、冷水トンネル経由で嘉麻の方から行くことにした。
7:00に家を出て、花友のAさんを拾って、だいぶ遠回りしてから
9:24 遊人の杜キャンプ場からスタート。
最初からこんな大きな「ウバユリ」が向かえてくれた。
とっても暑いので、500㎖のペットボトルを3本持参している。
Aさんも私も、このコースは初めてなのだが、すぐに急登がはじまった。
標高差的にはそんな大したことはないのだが、とにかく暑い!
15分あまり登って行くと、穏やかな稜線になる。
それもつかの間で、すぐに再び急登。
10:15 奥の院の取り付きに着く。
そして、ここで「オオキツネノカミソリ」が姿を現してくれた。
水分補給に気をつけながらゆっくりと登って行くと、
「ギンバイソウ」の群落が現れる。
見頃の「ギンバイソウ」を撮るのは初めてかもしれない。
「ヤマアジサイ」。
そして、「シギンカラマツ」もどうにか咲きはじめていた。
「奥の院」に近づくと、何とも涼しい冷気が落ちてくる。
冷気がガスのように出てきてるんだけど、上手く撮れず!
「大将隠し」には鎖場を慎重に登り上がる。
どうにか稜線に上がって「アオベンケイ」にもご挨拶。
少し前から、キンカメちゃんを探していたのだけれど、
うん!逆光の中のあなたは「だぁーれ?」
今回は、2匹と遭遇できたんだけれど、まぁ、良しとしよう!
こちらは「セアカツノカメムシ」でいいのかな?
頂上が近くなってくると、「オオハンゲ」がちらほらと。
11:33 頂上にとうちゃこ
雲仙や多良・経ヶ岳のよく見える。
ここで、今日の豪華ランチとなったのだけれど、暑くて撮り忘れ。
ランチの後は、下山開始なのだが、「ハグロソウ」をパチリ。
久住ではたくさん見た「アサギマダラ」だったが、ここでは1頭のみ。
下山しながらも、あっちやこっちをキョロキョロしていると、
「ミゾホオズキ」かな?
この辺の「オオキツネノカミソリ」は、これから満開を向かえそうだ。
古処の群生地は、もっと他にもあるのかもしれないね?
久住ではよく見かける「オウギカズラ」でいいのかな?
と言うように周回コースを戻って、急登を下っていく。
13:21 そして、体中から汗を流しながら登山口まで戻ってきた。
そうそう、今日の目的の花「ベニシュスラン」はというと、
その地に着いて、「あッ!」と驚いた。
そこには、すでに終わった花後しかなかった。
「今年も遅かったか!」とがっくりしたのだけれど、
気を持ち直して、いろいろ探してみると、
どうにか咲いているのを発見!
その他にも、いくつか出会うことが出来て、一年越しの思いがやっと叶った。
この花は、別のグループの人からここにも咲いてるよ!
と、教えていただいた花!
そして、もう少ししたら主役になるこの花も撮ってみた。
とてもいい出会いもあって、「ベニシュスラン」と「キンカメちゃん」を、
十二分に堪能できた猛暑の古処登山だった。
ただ、少し風があったことと、登山路が木陰になっていたことなどから、
どうにか、熱中症にはならなかったが、ペットボトル3本は飲み干して、
ズボンは、まるで「しかぶった」かのようにずぶ濡れ状態。
やはりこの季節の登山は、十分に気をつけなくてはと改めて思った次第。
帰りには、久しぶりに二日市温泉の博多の湯に立ち寄った。
20年ぶりくらいになるが、新しくなっていて、とても感じが良かった。
入浴料は300円。この近くの山の帰りにはまた来ることにしよう。
皆さん、ベニシュスランをご覧に行かれたようで。
でも、ちゃんと見れて、良かったですね。
もう少ししたら主役さんも、準備が始まっているんですね。
私が知っている背振のも山沢さんに、今年ご案内しようと思っていたんですが、今年はちょっと訳ありで無理となりました。
すみません・・・。来年にご期待下さいませ。
何年か越しのベニシュスランでした。
風来坊さんのお仲間もたくさん見られてますね。
全くまねしてるわけではなく、今年の課題花の一つでした。
あといくつか見に行く候補もありましたが、
キンカメちゃんも合わせての古処になりました。
夏ちゃん、ご案内いただける予定だったのですね!
誠にありがとうございます。
今年が無理でも、来年の夏にでも是非お願いします。