-8月12日(月)-
前日、常念小屋まで登り切って、「コマクサ」も見ることができた。
ただ、5時頃から土砂降りになって、槍・穂の稜線の夕景は見れず。
その上、常念小屋の夜はかつて経験したことのない最悪な夜に!
もちろん、日程の選択に問題があったのだろう。そうかも知れないが!
宿泊の手続きをして案内されたのが、8畳の部屋に16人。
そして、問題はその配置にあった。小屋の指図どおりに寝ると、
12人の足が、二人を蹴るような配置だった。
山の日を含む連休で、尚且つ人気の山ということで、混むのはわかってはいたが!
私たちのグループが足下に配置されたので、ほとんど眠れなかった。
私の知り合いの落語家のネタ話に、「渋滞」の話がある。
「ついとらんなー!渋滞に巻き込まれた!」
「お前が車に乗ってくるからや!」というもの。
そうなんですよね!この事態の原因の一つは自分にあるということ。
そうはわかってはいるが、うとうとしただけで、ほぼ眠れなかった。
そういう「2019の山の日」の一夜が明けた。
前夜の雨が嘘のように、目の前に絶景が広がっていた。
キター!
目の前の壮大な景色に、ただ圧倒される!
この一瞬のために、山に登っているようなもんだ!
振り返れば、「槍・穂の稜線」がモルゲンロートに染まってる!
荘厳な一時を過ごした後は、朝食タイム。
寝不足で重たい体ではあるが、準備をして、
6:13 常念岳に向けて出発。
常念への登りは、これがけっこううきつかった!
振り返ると、
寝不足な体なのでゆっくり、ゆっくりと!
この花は、「ミヤマキンバイ」?
と、この時ヘリコプターの飛行音が響いた。
よく見てみると、遙か槍の北鎌尾根の方向から何度か目の前を通り過ぎていく。
大したことがなければよいのだけれど!
さぁ、先へと進もう。
Yさんも、寝不足で少し足が重いようだ。
ようやく、バリエーションルートの前常念から三股への分岐を通過。
もう少しだ、がんばろう!
8:00 常念岳にとうちゃこ!
ここは、まさに「槍・穂の稜線」のビューポイント!
思わず、45年前の岳人に戻って、あそこが「前穂」なんて講釈をしてしまう!
遠くには、富士山や北岳も見ることができる。
頂上直下には、「イワギキョウ」さんが!
さすが百名山、多くの人であふれてるんで早々に先へと進んだ。
今から進むルートもはっきりと見えていて、
けっこう近そうなんだけれど、
稜線を歩いていても、
「ハクサンシャクナゲ」
「クモマキスミレ」?
「イワツメクサ」
「クロマメノキ」?
などを撮って、快適な稜線を歩く!
蝶ヶ岳から来る人とすれ違うが、登りがきつそう!
アップダウンもあって、足が重たくなってくるが、
景色は抜群によいので、心は軽やか。
10:10 少し早めではあったがこの日の豪華ランチ!
目の前には、穂高連峰が!
そういえば、45年前に、この屏風岩を登ったんだっけ!
ダイキレットを歩いたのは、二十歳の頃だった!
この稜線を見ながらの山歩きは、そんなことを思い出せて最高の一時だった。
振り返ると、常念もだいぶ遠くになってきたね!
樹林帯に入ると、
Yさんが一眼を構える。
それじゃ、私もと、
「カラマツソウ」
「ハクサンフウロ」
「サラシマショウマ」?
次から次へと出てくる、「エゾシオガマ」。
これは「クロトウヒレン」だよね!
「ミヤマシュロソウ」
11:35 2592ピーク
ここらあたりで、一気にお花畑が出てきた。
「ミヤマトリカブト」
「シモツケソウ」
「グンナイフウロ」もあるんだね!
なかなか先へと進めないが、
「ムカゴトラノオ」?
などを撮っていると、珍しそうな蝶々も!
「キベリタテハ」のようだ。
「キヌガサソウ」
蝶槍へときつい登りの合間にも
樹林帯を抜けたら「トウヤクリンドウ」が。
先行したYさんは、「蝶槍」に、
13:11 「蝶槍」にとうちゃこ!
ここからの眺望を愉しむ。
そして、残りをゆっくりとヒュッテに向けて歩く!
「イワベンケイ」
そして、ここでも「コマクサ」が!
蝶ヶ岳ヒュッテが近くなってきた。
「チシマギキョウ」
後少しだが、足取りは重い。
この時、「白花コマクサ」が!
14:11 蝶ヶ岳ヒュッテにとうちゃこ!
何と、野外コンサートの真っ最中!
昨晩のこともあり、また眠れないようだと下りることも考えて、
小屋で混み具合を聞くと、昨日ほどはないとのことで、宿泊手続きをする。
そして、軽く乾杯!
食事までの時間少し昼寝をして、今日の晩ご飯。
夕刻、槍・穂の稜線の夕焼けを期待したが
昨日に続き、雲間に撃沈!
ただ、夕食後には、コンサートが開催された。
心地よい調べの中で、ゆっくりと眠りについた。
縦走中お天気も何よりで良かったですね
常念の登りも蝶槍の登りもきついですよね~^^
それと私も膝を痛めもうアルプスにはもう
行け無いと思っていたのに
何とか治して30年ぶりに燕に上がれた時は泣きそうでした
昔と同じ様な登山は出来ないとおもいますが~
今に有った山歩きで楽しんで下さい
松本に単身していた時に、山を始めて、3回目くらいが常念・蝶ヶ岳の1泊登山でしたので、懐かしいです。
でも、登るのに精いっぱいで、ほとんど覚えていません。
縦走路だけは、かろうじて、こんな感じだったかな…と思いながら拝見しました。
私が登った時は、9月の台風のあとで、風が強かったは忘れません。
あと、蝶ヶ岳からの下りが意外に長かった気がします。
お盆にかけて、お出かけのご様子でしたので、18日はお誘いしませんでしたが、お許し下さいませ。
そうですよね!今の体に合った「山歩き」。
それが基本になりますよね!
ただ、今回も感じましたが、昔のことが思い出されて、
屏風岩も登った、キレットも難なく歩いたなぁ、何て思いますね!
でも、やはり歳相応の山歩きを楽しめるようにしないとですね!
久しぶりの北アの稜線、楽しめました。
大混雑の山小屋泊で、ほとんど眠れず稜線歩きは疲れました。
でも、槍・穂の稜線を横目に抜群のロケーションに癒やされもしました。
昔、槍・穂や屏風岩、明神の東稜なども登ってましたので、懐かしかったです。
ナッちゃん、前回の山歩きでの情報でほぼ行けると思います。
今日は、振替休を利用して、へこさんの縄張りのところでたくさん見てきました。
またの機会を楽しみにしています。