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雨のさつま路で五山を登る!-その1-(強風の紫尾山、キンランに出会った冠嶽)

2019年05月02日 | 山登り

-4月29日(月)-


10連休となった今年のゴールデンウィーク。

いつもの山仲間と、できたら普段登れない山にでもと話していた。
そして、テント泊で薩摩半島の百名山を登る計画を立てた。
「紫尾山」、「冠嶽」、「野間岳」、「磯間岳」、「開聞岳」である。


皆さん何かと忙しくて、結局いつものYさんと二人で行くことになった。
4月29日から5月1日の2泊3日。雨模様ではあるが出発。


初日は、少し遅めの8時半に家を出て、博多区のYさんを拾って高速へ。
太宰府インターから一路南下するが、連休の割には渋滞はない。
緑川Pで休憩をして、南九州道の最近延びた水俣で下りる。

途中の出水でランチにし、紫尾峠を目指した。



紫尾峠から紫尾山に通じる林道に入り進むと、何と通行止め。
仕方なく、引き返して大回りして堀切峠から紫尾山へ向かった。



ここが、紫尾山への分岐。



少しでも歩きたかったが、雨と風が強く頂上まで車で。



ゴウゴウと鳴り響くほどの風の中で、



吹き飛ばされそうだったので、いそいそと撤退し、次へと向かった。

つぎは、いちき串木野市にある「冠嶽」。

先ほどのさつま町へと戻り、入来温泉や市比野温泉を見ながら、


「徐福像」までやって来た。
後ろに見えるのが冠嶽」


西岳神社が登山口。



登山路は整備されていて、小雨の中を歩ゆっくりと登っていく。



「コガクウツギ」がお出迎え。



少しピンク色した「ギンリョウソウ」もね!



そして、今回の山旅の全てで見ることになる「コバノタツナミソウ」。



雨が降っていて、あまり「花」は見れなかったが、



「キンラン」が咲きはじめていた!



え!こんなところでね!と喜んでいたら、



とびっきりの「キンラン」をみっけ!



この「キンラン」を見れただけでも来た甲斐があったね!


何て、Yさんと話しながら先へと進む。



ここでも廃仏毀釈の名残の石仏があった。



おっと!展望台かな?



あちらに見えるは?



どんよりと雲が垂れ込めて見通しは効かなかった。



近くにはこの「天狗岩」の説明板が。



そうなんだ、と改めてよく見ると、



再度、登ってみたりして!



道草なんかをしながら先へと進む。



おっと!頂上は後少し!



「冠嶽」にとうちゃこ!



頂上では、雨が止んで見晴らしも良くなった。



先ほど立ち寄った徐福像も見える。



このスミレさんは?
「ナガバノスミレサイシン」でいいのかな?


マメヅタラン?と思ったが、違うようだ。



大降りにならないうちに、下りることにして、



キノコなんぞにもカメラを向けて、



キノコは全くと言ってもよいほど詳しくないが、

だんだんと興味がわいてくる感じ!


再度「キンラン」にご挨拶をしてから、



登山口まで戻ってきた。



本当は、これからどこか天幕場を探さなくてはいけないんだけど、
朝から雨予報だったので、ネットで探して薩摩川内市の民宿を予約した。

それで、「冠嶽」下山後は近くの温泉を探した。
私は、今度の山旅とともに「温泉」も楽しみにしていて、
できれば、今まで入ったことのないひなびた温泉に入りたいね!


そして、やって来たのがこの温泉。



「入来温泉湯之山館」。

入来町にあった市営のアゼロ湯公衆浴場と紫垣湯が閉館したので、
二つの源泉を楽しめる施設としてH27年にオープン。

私の2005年の温泉ガイド本には載っていなくて、付近を探していたのだけれど、
わからず、Yさんの新しいガイド本に載っていたここに来たもの。

浴場に入ってから、アゼロ湯と紫垣湯があるのに気がついた。
何だか、一度で二湯に浸かったようでお得感抜群だった。


汗を流してすっきりした後は、薩摩川内市の民宿へ。
夜は、街に出て居酒屋で世間話をしながら乾杯。

明日登る「野間岳」と「磯間岳」の話を肴に心地よい一時を過ごした。


雨のさつま路で五山を登る!-その2-に続く。



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