「春の妖精」といわれる花の中で、私が最も好きなのが「セリバオウレン」である。清楚で凛としたその姿が素敵だ。春一番が吹く頃になると、心が落ちつかなくなってくる。(なんじゃそれ!)
なので、4年ほど前からこの季節になると、経ヶ岳の麓や英彦山に通っている。私が知っている「セリバオウレン」の咲くところといえば、その他に天拝山のトアルところの3ヶ所しか知らなかった。
それが、近頃ネットで「岩宇土山」と「○王寺」の「セリバオウレン」の記事がアップされていることに気がついた。
何々!「岩宇土山」は遠いが、「○王寺」といえば私の住んでいるところからは、これまでの3ヶ所よりもずっと近場だ。しかも結構自生している株数も多いらしい。
ならば、何とかして探しだしたい!と思った。
ということで、今日は仕事が3時過ぎからだったので、空き時間を使って「○王寺」まで探しに行った。しかし、当然のことながら、ネットの情報では詳しいことは書いてない。
それで、いくつかのブログの情報をもとに、大まかな見当をつけてから、10時過ぎに自宅を出発した。「○王寺山」はこれまで登ったことがないので、見つからない可能性大である。それも仕方ないかななどと思いながらの「○王寺」行きだった。
「○王寺」に着いて、最初に案内板で全体的な方向などを確認の後、ゆっくりと登りはじめた。
とりあえず稜線をめざして登っていくが、登山路はとても感じが良い。
この「○王寺山」は、太宰府を守るための山城として築かれたようで、至る所に石垣が残っている。(うぅーん、知らなかったなぁ。)などと感心しながら登っていく。
これが千七百年前の遺跡なんだね。
この季節だけでなく、季節毎に訪れるのもいいかもしれない。
などと思ったりしながら進んでいくと、「え、田んぼ!」。
田んぼは関係ないよね、稜線に出なければ!と、急登を登った。
この稜線をあちらこちらに歩き回った。なかなか見つからない。
稜線からけもの道みたいなのを下りて探すが見つからない。
しかし、歩き回りながらもこんなものをカメラに納めることができていた。
実は、私は石仏も大好きなのだ。(なんでやねん!)
いいね!
そんなこんなで、素敵な石仏の撮影もできたし、時間もなくなってきたので、そろそろ帰ろうかなと思ったその時だった。
私の目の片隅に、とても小さな白い花らしきものが飛び込んできた。
「セリバオウレン」だ!
咲いてる!咲いてる!
なんと清楚で、美しいことか!
カメラの力量が情けないが、気分は最高!
この時、二人の女性がこの地を訪れた。
「こんにちは」とあいさつは交わしたが、お二人ともセリバオウレンに夢中になっている。
それほどこの花は魅力的だ。
かっこよく咲いてるのがあった。
少しアップで。
「○王寺」の山の中をダイブうろついて、もう今日は見つけることができないかな、などと思ったりもしたが、ラッキーにもセリバオウレンに会うことができた。これも日頃の何とかかな?
来週、写真の好きな人たちと、再びの「黒木郷」に行くことになっている。
「○王寺」のオウレンと黒木郷のオウレン、とても贅沢だなー。いろんなことに感謝。
最後に、今日見ることができた唯一の鳥、多分「ミヤマホオジロ」かな?
セリバオウレンの写真がどれも可憐すぎて、いっぺんにこの花に魅入られてしまいました。
それで今日、私も妖精セリバオウレンを探しに、鮎返りの滝あたりから、小石垣~大原山、戻って田んぼの方、北石垣のあたり、川沿いなど探し歩いたのです。
それでもどうしても見つけられず、
キャンプセンターでなにか分からないかと聞いてみたのですが、『知らないけど、一緒に行きましょう。』と、二人で歩き回るも、やはりダメでした。
もう、時期が終わってしまったんですかねぇ。
実物を見ることができたなんて、本当に羨ましいです。