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近畿の最高峰「八経ヶ岳(はっきょうがだけ)」を登る!(大峯・大台ヶ原遠征記2)

2016年07月27日 | 大峯・大台ケ原遠征

明けて23日(土)は、今回の夏山遠征の一番の目的である「大峰山」の登山である。


今回の登山路の一部は、世界遺産の『紀伊山地の霊場と参詣道』に指定されている。

大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)と呼ばれていて、弥山への稜線がその一部だそうだ。


そんなことで、少し期待に胸が膨らむ。


6:24 朝食を弁当にしてもらって、登山口へと出発。

7:25 今回の登山口である「行者還トンネル西口」に到着。



ここには、駐車場が整備されていて、しっかり1日分千円を支払った。



7:48 簡単に準備をした後、登山開始。



最初から雰囲気のある木橋を渡る。



しかしながら天候がイマイチで、最初はカッパを着用。



すぐに急登になり、霧雨の中を一歩一歩登っていく。



体中全体で森林浴をしてる感じ!



急登の最中ではあるが、景色はとてもいい!



その中を黙々と登る。



8:58 奥駆道(おくがけみち)出会いまで上がってきた。



ここから約2時間で「弥山」。



コースタイムより少し落ちてるが、素晴らしい稜線に心がはじけた。



ついでに、Yさんもはじけたようだ。突然駆けだした。



そして、「先輩!ここは駆けるところだよ!」だって!

走りたくはなかったが、仕方なく



でも、歳だから長くは続かない。景色の方がいいね!



弥山までの2時間は結構楽しめる稜線歩きのようだ。
「ギボウシ」や


「イワガラミ」などを見ることができる。



花は少ないけど、ぽつぽつと咲いている。



これで天候が良ければ最高なのだが、



まぁ、無い物ねだりとあきらめる。



でも、苔むした登山路は疲れた体を癒してくれる。



9:31 弁天の森を通過。



この稜線ではいくつかの「カエル」を目撃した。



また、こんな花も咲いていた。
「ヤマジノホトトギス」。


時にはもう秋の気配を感じさせてもくれた。



「バイケイソウ」の群落もあるし、



苔むしたところもいい!



初めて見る「オオセンチコガネ」にも目がいき、



ある時は「きのこ」にも!



「弥山」を目指して登っていく!



10:05 聖宝宿跡(しょうぼうのしゅく)に着く。
「聖宝理源大師の像」と記念撮影!


本当に花は少ないのだけど、「ウバユリ」が一輪。



それにこの花は初めての花で、「なんだろう?」と話していると、
「コイチヨウラン」と教えていただく。


もうそろそろ「弥山」が近くなのではなどと思っていると、



「弥山」への最後の登りが出てきた。



木の階段を額に汗して上っていく。



11:05 ようやく「弥山小屋」へたどり着いた。



少し疲れ気味ではあるが、まだ元気!



ここで、豪華ランチ?



「弥山小屋」の周辺も素敵なところだった。



「シシウド」?



11:45 ランチを済ませた後、大峰山の最高峰「八経ヶ岳」へと向かう。



「八経ヶ岳」への鞍部には、国の天然記念物の「オオヤマレンゲ群生地」があった。



シカ害から守るために広い範囲がネットで囲われていた。その中には
「カラマツソウ」や


名も知れぬ苔なども見ることができた。



12:15 そして近畿最高峰である「八経ヶ岳」に到着。
この一時だけはガスが晴れてくれた。


なので、頂上からの景色も見ることができた。



ただ、曇っていて「大台ヶ原」は見えなかったが。、
「弥山小屋」ははっきりと見えた。


シカ害防止ネットに入るところ。



偶然にも帰りには、「オオヤマレンゲ」の花を一つだけ見つけることができた。



「弥山」への登り返しの景色。



13:03 「弥山」頂上。トレイルランの人たちと遭遇。
25キロを走るそうだ。


13:15 頂上を出発し下山開始。



ただひたすらに登ってきた登山路を戻る。



またまた、ガスって来た。



そうしていると、なにやら白装束の人々が向こうから登ってきた。



それこそこの人達が、「行者」の人々。
撮っても良いですかと断った。


15:18 奥駆道出会まで下りてきた。



ここからは急斜面で滑らないように下りていく。



この木橋を渡るとすぐに登山口。



16:15 無事に登山口に到着。



17:20 宿まで帰り着く。



本日は、連泊のサービスとして「猪鍋」。



当然のことながら、大いに乾杯!



だいぶ長くなったけど、「八経ヶ岳」、いい山でした!

明日はいよいよ最後の「西大台周遊」。少し淋しくなってきた。

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