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登ったつもりの「飯豊連峰」-その3-(大日岳へ向かうKさんの場合!)

2018年08月20日 | 登ったつもり



「Kさん、一人どこへ行く!」



Kさんは、御西小屋に着くとすぐに目の前にそびえる「大日岳」に魅せられた。

そして、思った!


「さぁ、今から飯豊連峰の最高峰『大日岳』に登ろう!」と。

御西小屋から大日岳まではコースタイムで2時間。戻ってくるのに1時間半。

結構時間がかかるので、同行のAさんと厚木のTさんはここで引き返すことに。


「折角ここまで、幾多の困難を乗り越えてやって来たのだから、

今から会いに行くからね!待ってなさい、『大日岳』!」

なんて、Kさんが思ったかどうかはわからないが、


8:28 Kさん、御西小屋を出発。

歩き出すとすぐに、「コオニユリ」が!



最初は下っていくが、小屋が遠くになってきた。



「ハクサンシャジン」の向こうには、いやになるような急登の姿が。



しかし、Kさんはこの急登を何とも思っていないらしくて!



なんと、コースタイムの半分で登り上がる!



なので、途中の写真はほとんどなし。しかし、どちらかというと、

私たちの山グループの中では、付いてくるタイプのKさんだが、

いつの間にか、立派な「山女」に育っているようだ!


9:36 「大日岳」にとうちゃこ!



ここは360度のパノラマ!
「西大日岳」の稜線か?


こちらは烏帽子岳からの稜線かな?



こっちは、オンベ松尾根だろうね。



頂上で、30分ほどゆっくり過ごしたあと、下山開始。



下りは少し余裕で、お花にも目がいってるね!



振り返ると、「大日岳」がさよならをしてくれてようだ!



こっちに見えるは、「牛首山」か「櫛ヶ峰」?



「飯豊山」方面に雲が出てきたね!



それでも、「チングルマ」に癒やされながら



御西小屋が近くになってきた。



11:16 御西小屋にとうちゃこ!



ここで、「飯豊山」頂上で食べ残していた朝食の残りを食べて一息。

小屋の管理人さんから、「軟弱おじさん二人は先に下りたよ」との伝言。

「ふむふむ!」そんな話を聞くと、しっかり山女だね!


12:00 40分ほど食事と休憩をした後、出発。



切合小屋までは、まだ4時間ほど歩かないといけない。
まだまだ遠くだね!


一人でこんな所を歩くのは、Kさん、多分初めてだろうね!
何を考えて歩いているのだろうか?


多分、何も考えず黙々と目の前の一歩を進んでいるのだろう。

今度会った時に、どんな感じだったか聞いてみようかな?


13:03 そんなことを言ってる間に、本日2回目の「飯豊山」頂上。



頂上小屋に着くと、どうしても「CCレモン」を飲みたくなった。
疲れた体にさぞかし美味しかったことだろう!


14:03 頂上小屋を出発。まだまだ先は遠い!



疲れた足なので、御秘所は慎重に下る。



「ハクサンコザクラ」には、最後の励ましを受けた。、



そして、どうにか切合小屋が見えてきた。



16:04 この雪渓を過ぎると、切合小屋にとうちゃこ!



こうして、山女Kさんの12時間行動の一日が終わった。

一方、Aさんと厚木のTさんには別の一日があるのだが、

それはまた、続きということにして、今回はここまで。




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