
井原山は、私には地元の山といっていいだろう。
そして、この季節は、井原の水無渓谷にオオキツネノカミソリが咲いていて、
多くの人が訪れ、人であふれている。
なので、この4~5年は近づかなかった。でも、
たまには、水無渓谷のオオキツネノカミソリの群生地を訪れたい。
そう思って、今年は一人で行くつもりにしていたが、
職場の関係で、一緒に行こうという人がいたので、急遽3人パーティができた。
西区の某所で8時に待ち合わせて、8時半には井原集落に着いた。
キトク橋のところの駐車場は、溢れかえっていた。
今日は水無から、オオキツネノカミソリを見て頂上へ登る。
その後、三瀬峠への稜線をあるいて、新村分岐から水無へ下る。
そう予定しているのだが、井原から水無へと車を進めていると、
突然、目の前にマイクロバスが立ちはだかった。

一人の人が説明に来た。
「すみません、運転手が先に行けるか、今見に行ってるので。」だって。
さらに、「この道は上に行けますか?」。「マイクロでも大丈夫ですか?」
「方向転換はできますか?」。
私が答えた。「上には行けるよ。方向転換もできる。でも、マイクロはどうかは?」
やがて運転手が戻ってきて、「幅は問題ないんですけど、上の木々がね!」。
「すぐ先で、よけれるようなので」と言って謝った。
そして、少しずつ動き出した。本当にのろのろで、私の後ろは大いに渋滞。
そんなことがあり、約20分くらいをロスして林道横に車を止めた。

9:10 水無登山口から渓谷に入った。

オオキツネノカミソリの説明版。

「ニリンソウ」を見に来てから3ヶ月弱ほどかな。

沢も緑にあふれている。

そしてお待ちかねの「オオキツネノカミソリ」

光のあたっているところをアップで!

この沢も所々で渡渉をする。

途中ではこんな花も。

そして、一番の群生地に到着。

ほぼ満開かな?いつもよりは少し少なめのようだ。

でも、こんな群生はなかなか見られないだろう。

いつも思うけど、この地では、露出を制御できにくい。

本当なら、曇の時が一番いいのが撮れるかもしれない。

日があったてるところを中心にパチリ。

アップでも撮ってみる。

そして、今日は井原山にも登るので、先に進んでいると、

急登が始まる「日本庭園」。

今日は蒸しているので、結構急登に汗が噴き出る。

急登を登り上がったところで、少し熱中症気味に気分が悪くなった。
なので、20分程度休んで、先行した二人を追って頂上に歩く。

稜線に出るといい風が吹いていて気分も少し良くなった。

ハンカイソウに「キアゲハ」が止まっている。

すぐ先には、また、「アサギマダラ」がいた。いいね!

頂上近くになって、「○○さぁーん!」と私を呼ぶ声が聞こえる。
「おーい!」と返事をする。ちょっと心配をかけたようだ。
11:20 少しだけふらふらになったけど、どうにか頂上にも立てた。

見晴らしはとてもいい!

Iさん持参の桃など、豪華ランチをすませ、三瀬峠への稜線を進む。

12:30 新村への分岐到着。

ここから水無へと下りていくと、また、オオキツネノカミソリが出てくる。

何だか2度トクをしたような感じ!

日があっているところは、鮮やかな橙色をしてる。

斜面をこんな感じで覆っている。

登山口に戻るまでにカメラの練習。

「沢とオオキツネノカミソリ」

沢の流れをもう少し上手く撮ってみたいね!

13:15 最後に水無鍾乳洞で、天然クーラーを十分浴びて帰路についた。

どうも私は暑さに弱いみたいだ。昔は強かったなどとはいいたくないが、
歳をとってくると体質は変わるのだろう。
来週の半ばから、「白山」に行く予定。
順調にいけば、次の週の頭くらいにはきれいな花々をお届けしたい。
私は最初にオオキツネノカミソリを知って、その後にキツネノカミソリに出会ったので、基本がこちらです。
キツネノカミソリは、大分の久住周辺でよく見ますね。背が低めですのですぐ見分けられます。
季節毎に咲いていく花々の姿に、いつも心が満たされる思いです。