-7月25日-
天山テラスでランチを済ませ、稜線で花散策をしている時、
北の方角をみると、浮嶽、雷山、井原から、金山、背振山へと稜線が広がっている。
遠い昔、学生の頃仲間と二人でこの稜線を踏破しようと挑戦したことがある。
福吉駅からスタートして、十坊山から浮嶽、女岳を越えたところで夜の8時を過ぎた。
当初は、夜を徹してとの意気込みだったが、女岳を過ぎた辺りで登山路を見失い、
猛烈な藪漕ぎとなったところで、当時としてはとても恥ずかしい撤退と相成った。
今では、言い訳を探し出してすぐに山を下りるのだけど!
山から林道に下りて、「これじゃ筑肥線の最終に間に合わんね?」と話ならとぼとぼ歩いていると、
偶然にもこんな山の中の林道で農家のトラックと遭遇。そして、「あんた達、今頃何しようと?」と、声をかけてくれた。
事情を説明して、福吉駅まで歩いて始発を待とうと思っていると話すと、「今からやったら最終に間に合うかもしれん、荷台に乗りなさい、送ってあげよう」と言ってくれた。
結果は、どうにか最終に間に合って、その日の遅くに家まで帰り着くことが出来た。
この景色を見ながら、そんなことを思い出していた。
そうすると、今、背振山系の途或谷でひっそりと咲き誇っているだろう「魅惑の花」を見たくなってきた。
14:20 登山口まで戻ってきて背振山系へと向かう前にちょとだけ寄り道!
ほんと、何故こんなところに「タマアジサイ」が咲くのだろう?
南アルプスや三つ峠などでは見たことがあるが
何らかの理由があって、佐賀の天山に咲いているのだろうね?
それから大きく移動して
途中で見かけた「ボタンクサギ」
そして、4時過ぎくらいから途或谷へと歩いていく
まだまだ、「オカトラノオ」も
「ネジバナ」の4本立ち
「ヤマホトトギス」も咲き始めている!
これは「ヒカゲチョウ」?
「キリシマミドリシジミ」をと探したが残念
そして、その地に着くと
とても愛くるしい「ヤマジオウ」
オニさんはというと
少し遅いかも?との心配をよそに
谷間で、光はすでに傾いているけれど
赤みの薄いのもあったりして
あなたは何故にそんなに美しいの?
誰もいない、とても静かな谷間に
こんなにもきれいな花を咲かせる「オニコナスビ」
まさに、背振の至宝かもしれない!
一日、二毛作の花散策
とても贅沢な一日を過ごすことが出来て、改めて、「山」はいい!
そんなことを感じながら、峠を下った。
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