陽のあたる介護・・・そして約束の場所へ

誰かの為に何かの為に生きる事が本当の幸せなのかもと感じる今日この頃・・・やはりいつも誰かの笑顔を見続けたいからだと・・・

残りの人生の始まりの日~介護日記~

2018-02-13 12:37:19 | 日記

昨日・・・今後のことも考え初めて葬儀屋さんに行き「親父が死んだらどうするか」という想定で詳しく話を聞きにいきました。

ある程度は仕事上知ってはいましたが、また仕事とは違うものでゼロから知識も欲しかったですし。

実際自分がこういう場面にくるとは考えていませんでしたが、一日一日がカウントダウンなのだろうと最近は痛感しております。

家に帰ると、案の定・・・・・昨日とは違う事が・・・・親父も少しずつ断念してきたのか・・・第一声が・・・

「尿瓶を買ってきて欲しい」・・・・ベットから数メートルしかないトイレまでが辛かったと・・・・夜間だいたい3回くらいのトイレ・・・・・その距離を歩いて苦しくなって何度も立ち止まり落ち着くまで約10分・・・・その繰り返しと夜間の覚醒で睡眠不足・・・疲れたのかもしれませんね。

親父は外見が若く見えるせいか、先日も病院で他の患者さんから言われた言葉がどうも気になっているようです。

相手は何も考えずにただ聞いたとは思いますが・・・親父には少し辛かったのかもしれませんね・・・・

その時の会話が・・・

患者「あんた~何つけてるの顔に・・何かの病気かい?」

親父「・・・・・・・・・・・・」

僕 「まあ・・・色々あるものですから」

患者「そんなボンベまでもって歩いてるの?大変だね~そうはなりたくないね~大変だわ~それは大変だわ」

親父「・・・・・・・(苦笑い)」

患者「どうやって食べてるの?どうやって風呂はいるの?」

僕 「その辺でやめて頂けないですか?病院は何か病気をもった人が来る場所です・・どんな状態でも可笑しなことは   何一つないんじゃないですか?」

その時の親父の表情を知っていたから・・・家族として親父を何かから守ろうとした言動が、今の僕にはこの言葉しかでてきませんでした。

聞く人にしてみれば・・・・・不愉快になる方もいるかもしれません。けれど・・・・・心ない・・・相手を無視した自分本位の思考からの言動・・・・・・やはり何かを傷つけてしまう・・・・

不愉快・・・不必要・・・・不満・・・・不可解・・・・・・この言葉から「不」を取り除けば・・・・

愉快で・・・必要で・・満たされて・・・解り合えて・・・にかわる。

 

 


挑戦

2018-02-13 08:10:08 | 日記

テレビや新聞は「オリンピック」で賑わっております。  結果が出た後の選手の皆さんのコメントも様々・・・

メダルが取れなくても

「自分の力を出し切った」と清々しい表情・・・・

「練習したことが出せなくて悔しい」と悲しみの表情・・・・

「今の自分を出し切れなくて」と悔しみの表情・・・・・・

 

メダルがとれて・・・

「嬉しいけど悔しい」と・・・・数秒の差がきっと「あの時、あと少し頑張れば・・・・」ときっと思い出すのでしょうね。

 

考えてみれば・・・ごく普通の生活でも起こりうる感情でしょうね。「あれをやっとけば良かった」とか「こう言っていれば」とか・・・・「あれを買って置けばとか・・・買わなければとか・・・」

この感情を残したくないから後悔しないよう毎日を過ごしたい。

辛いことや苦しいことは僕も皆さんも山ほどあると思います。

特にこの仕事をしているから余計なのかもしれませんが・・・・「残りの人生」を作らなければならない職種・・・・

相手は・・・「人生の先輩たち」・・・・・何を残していただきたいのは個々に違うとは思いますが・・・・

 

 

昨日・・・ある小雑誌の一言が心に残りましたので・・・・・

 

昔の日本人は「愛し」を「かなしい」と読んでいたそうです。その方を本当に愛おしく思えば思うほど・・涙があふれるくらいかなしくもなる・・・・・・・

 

僕は・・・そう解釈いたしました。  この言葉で・・・皆さんはどう思われ・・・どう感じるのでしょうか・・・