最近親父も自分でわかり始めてきたようです・・・体力や状態が少しずつ変化してきていること・・・。
昨日はほとんど両親と関わっておりました。前日の夜は久しぶりではありますが、晩御飯を作ってみた。
翌日は母親と買い物と室内コール(※施設のナースコールの室内用)を購入。
昨日一日でわかった事・・・・・
朝は上着を羽織る動作で酸素が低下していることがわかった・・・
2分くらい話し続けると酸素が低下することもわかった・・・・
ご飯を食べて数分で箸をおく理由も酸素の低下・・・・
排便で踏ん張る時間が長ければ長いほど・・・苦しくなること・・・そうすると手を後ろに回して拭く動作もままならないらしい・・・・・
お風呂は10日に一回でも辛いらしい・・・・やはり身内に自分の世話をしてもらうことが心苦しい・・・・
ようするに・・・・なにか行動を起こそうとするたびに酸素が低下する・・・
では反対に・・・・
尿器を使うことでトイレ移動が少なくなり楽になったようだ・・・・
母親が久しぶりの買い物に喜んでいる姿をみて喜んでいた・・・
気になっていた空き缶の処分や洗濯・・雪はねが終わったことで安心していた・・・
食べたかったみかんを買ってきて・・・習慣だったコーヒーを入れてあげて・・・新聞も飲み物も手の届くところにおいて・・・気になっていた酸素の機械についていた押せばへこむ部品もへこませてたら安心していた・・・
夜は「食欲ないな・・・」と言っていた・・・「じゃあ俺は腹が減ったからたべるよ」と目の前で食べ始めたら・・・・「やっぱり食べるかな」と・・・・・お寿司を8貫たべた・・・
昨日の事で一番心に残っているのは・・・・
買い物で母親は常に「じいちゃんこれ好きだから」とか「じいちゃんこれ飲むわ・・・食べるわ」とか・・・カゴに入れた7割は親父の好きな物・・・・・
残りの割合を分けると・・・「自分の好きな乾物と刺身」「今夜の晩御飯のおかず」
あとはしきりに「あんたの好きな物買いなさい、これは?これは?あんたこれ昔好きだったでしょう」の繰り返し。
家に着くと親父は、案の定リビングで起きて動いていたようだ・・・
あと今まで見なかった光景がひとつ・・・・・・愛犬が親父のトイレについていくようになっていた。
終わるまでトイレの扉の前に座っている。
母親に聞いてみると・・・倒れてからどうやら親父の行く所行く所付いていってるようです。倒れたときは頭の近くでずっとそばにいたらしい・・・・
犬の習性なのか・・・・守ってくれているのか・・・・
今朝・・・・・朝4時に苦しくなったらしく母親と愛犬が見てたらしい・・・・再度寝たのは僕が出勤する頃みたいです・・・・
ならなかった室内コール・・・・・・ならさなかった室内コール・・・・・親が子を思う感情なのか・・・申し訳なさなのか・・・
僕がなぜ・・偶然にも福祉の世界に入ったのか・・・・・今となれば・・・この日からの為だったのかな・・・と考えてしまう。
「人を最後まで人として・・・・・・」 親だからできる究極の支援方法・・・・周りから偏見な眼で見られても・・・・僕は親父の意思を最後まで尊重する。
それが親父の生きたい・・・親父の逝きたい・・・道だと思うから・・・