以前のブログでの僕自身の記憶の⑤「カツカレー」のお話。
亡くなった親父と2人きりで飯を食べた記憶が僕には2つしかない。
ひとつは亡くなる1年半前くらいに夜2人で居酒屋に行ったこと・・・もう一つが幼少期に連れて行かれたホテルのレストラン。
僕はカレーライスが好きだが特に「カツカレー」が好きです。なぜかと言うと・・・・味とかというよりは「嬉しかった記憶」が好きになっている理由。 味なんかはほとんど覚えていませんが「雰囲気」だけは覚えて感じているんですよね~。
「皿」「色」「椅子の配置」「親父のネクタイの色」「他のお客」「レストランの従業員の接客」・・・など・・・。
昔・・・ある人にこんなことを言われたんですね
「外食でカレー食べる人信じられない」「カレーは金だして外で食べるもんじゃないでしょう」って。
人それぞれの感覚がありますから責めるつもりも否定するつもりもありません。
僕には「カツカレー」というだけで、「楽しめたり嬉しくなったり」出来る「記憶がインプット」されているんです「脳のどこかで」
過去の話をする時に・・・・・「時代背景」「生活背景」「感情背景」「心理的背景」そして・・・・「根本的背景」を物語的に組み合わせて・・・病状によってはその人の「過去」に「存在」出来る「支援方法」もあり、それにより「安心」「信頼」に繋がるケースを僕は数年ためし、ある入居者さんの「過去」に「今の僕が存在することが」できた。
例えが大きい過ぎるかもしれませんが・・・「人や目には見えない」が・・・1人の入居者さんの過去に「タイムスリップ」が出来たような気がした。
本人ではないが・・・・・・「本人と似たような空気」を持ち真似てみると・・・・何か出来るかもしれませんね。