久しぶりに「あけていく空」を見上げました。
昨夜の泊り・・・・急激な変化はみられなかったことで少し安心はしましたが・・・先ほどお部屋へ行ってきました。
少しだけ「呼吸」に変化も見られていまして対応しておりました。
「温かいタオル」で顔、手、足など優しく拭きはじめると右目が開きはじめたので声けに「頷き」もあり、このタイミングかなと感じ「男と男の約束」をしてきました。
握ってくれた手に「力」が込められてたこと・・・それは僕は「返事」として理解させていただきました。
きっとこの先、誰も知ることの無い「二人だけの男と男の約束」
中途半端な考えでこの仕事をするつもりは今も昔も変わりありません。
「薬」や「注射」「点滴」では治せないものがあるのなら・・・・あとは「こころ」しかないと僕は思っているので・・・・。
昨夜にかすれた声で上手く声をだすこともままならない状況での「世話かけたね・・・・・・」の言葉の奥にある意味・・・・。
昔に亡くなられた男性入居者さんの言葉をふと思い出しました。
「施設長さん・・・入院中・・・・今の医者は機械(タブレット)ばかり見て患者の目をみない・・・目を合わせずに下のものに指示をだしている。一言目をみて大丈夫といってくれればいい。歳だからなおらないのはもうわかっているから」
昨日の出来事の「怒り」が少しおさまった・・・・・というより・・・おさめられたのだと思う。
誰も・・・・・目も向けず・・・そむけ続けても・・・・・・僕だけは・・・・向き合い続ける・・・その悲しき目に・・・。
僕のそばには・・・・少なからず・・・・こんな僕の仕事を「理解」してくれる大切な人がいるから。