而今（にこん）

林先生のいう「今でしょう！」は仏教では、今、その一瞬をどう生きるか、という意味で「而今（にこん）」というらしい。
仏教では過去や未来はあまり問題にしないという。
今こそが問題であり、賢善一夜経には「過去を追うべからず、未来を期待すべからず、およそ過ぎ去ったものは捨てられたものなり、かつまた未来は至らず…今日まさになさるべきことを熱心につくせ、誰が明日の死を知るべきや」とある。
私達にとって、過去は戻らず未来はあてにならない。
今という瞬間の積み重ねにのみ命を費す。
正受老人は「一大事とは今日只今の心なり」と教え、道元禅師は有（存在）をそのまま時と見て「有時の而今」という言葉を残した。
この而今は絶対の“現在”指し、合わせて過去を担い、未来をはらんでいる永遠の現在をいうという。
いま（現在）を如何に生きるか、それが大切!!　　今は過去の積み重ね、現在がないと未来はない!!　始めるのは“今”しかない!! なるほど。

Google scholar

Google scholarを用いると世界の学術資料の検索が可能になるそうだ
（もっとも日本語より専ら英語でないとあまり意味がないようだが）。
その内容は査読論文、論文、書籍、大要、要旨、研究等の幅広い分野にわたり、web上の様々な記事が自動的に集められた検索エンジンといえるようだ。
何とも便利な時代になったが、その便利さに振り回されず、どのように活用するかが現代社会では問われている。