空室率

都心の空室率が上昇している。
コロナ禍のもとで、多くの企業がテレワークを経験し、都心にオフィスを持っていることの意義についての見直しが図られているようだ。
オフィスの面積を見直したり、拠点を分散したり、中には拠点ごと移設したりする企業が出てきている。
ニューヨークではあのエンパイヤステートビルが過去最大の空きスペースになっているといわれており、都心の役割、企業の役割、オフィスビルの役割かそれぞれ問われているのだろう。

災害と共に

今年も線状降水帯が日本を襲っている。
もう毎年の災害になりつつある。
政府は「激甚災害の指定」を協議し、対策を急ぐ。
集中豪雨で議論されるのは・治水の問題・ダムの必要性についてだが、ダムがあればすべての問題が解決できるわけではなく、最近の雨量は以前のそれとは全く異なる次元のものになっていることからすると、日本の国土を守るためには、どういう治水があるべきか、河川や住居、全体を俯瞰した政策の見直しが必要になってきているのではないか。
コロナ禍の中で、地震や水害、さまざまなカタチで自然の脅威にさらされると、どうも将来を不安視せざるを得ない。
「災害と共に」どこまでを想定し、どこまでを許容し、どういう対策をとるか、国にばかり頼ってはいられないのが現実ということか。