百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

3年振りの友からの連絡

2006-04-19 00:29:57 | 農業
3年振りに友人から連絡があった。友人は関東で仕事をしていた時の先輩だが、現在は先生(区議会議員)になられていて、少し疎遠(別に意識的ではないが)になっていた。
そんな彼が『現在の農業政策の問題点は?』『特区?』『認定農家になるためには?』『体験型農園は?』『有機農法?』『永田農法?』と矢つぎばやの質問をしてきたのだ。
『現在の農業政策』・・・現在超党派で進められている有機農業推進法の成立・・・「農は食を支え、いのちを支え、社会をつくり、自然を育てます。農業が時代に潰されようとしている今だからこそ、そういう農を育てたい」・・・が今後のポイントのような気がします。
『特区』・・・農家民宿では消防法の規制の特例を設け、既存の施設の活用を可能にした等地域の農業政策にマッチした特例が望ましいと考えます。
『認定農家』・・・1)市町村の基本構想に照らして適切であり、2)計画の達成される見込みが確実であり、3)農用地め効率的かつ総合的な利用を図るために適切であること。が認定の原則といわれており、効率と効果を追求する近代農業の推進でない(僕みたいなタイプ)と認定されづらいのが現状です。
『体験型農園』・・・栽培・収穫体験市民農園、クラインガルデン(滞在型市民農園)、加工体験等現在では様々な形態が各地に存在しています、やっぱり地域性を活かしたモデルづくりが大切だと思います。。
『有機農法』・・・有機が決して全てではなく、有機も使い方では毒にもなります。植物は無機のカタチでしか体内に吸収出来ないといわれていますが、微生物の力でクラスターを細かくし吸収しやすくするのが有機の特徴です。
『永田農法』・・・植物の力を最大限活かそうとする農法、確かに美味しく仕上がりますが、持続性があるかというと少々疑問が残ります。
ブログを通して、現在僕のレベルでお答え出来ることを僕なりにお答えしたつもりです。
質問はいつでもOK!!また、ご意見も下さい!!!
僕が農業をやっていることを憶えていてくれた先輩に感謝!!!

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
課題整理、大変にわかりやすいです。 (e-namba)
2006-04-19 21:01:04
わかりやすく課題整理して頂き、大変に有難うございます。有機農業推進法と認定農家に何かヒントがありそうなので、もうすこし勉強してみます。私の街は僅か10ha、200戸の農業しかありません。それでもこの街での農業が生き延びるためには何をしたら良いのか。高付加価値の作物の生産が良いのではとアドバイス頂きましたので、何かないか探してみます。それから認定農家の認定が少ロットの高付加価値の作物生産者にも適用されるかどうか、用件緩和についても関係者に踏み込んで聞いてみたいと思います。又宜しくお願いします。
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Unknown (ユリサ)
2006-04-20 00:39:47
ロットが少なくても認定農家にはなれます。ポイントは専業として生計が立つかどうかです。認定農家になることが目的ではなく、どうすれば地域に根ざした地産地消の農業が成立し、それらが若い世代からみて魅力的にみえ、継承してやろうと言ってもらえるかだと思います。
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承知しました。 (e-namba)
2006-04-20 23:01:50
この街で10人の若手が心ざしをたてました。先ずはこのメンバーと行動することが先決と理解。その時は手を貸して下さい。

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