百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

日本の農業   その2

2015-02-01 22:33:01 | Weblog
国内生産額は9兆円、農業食糧関連産業の国内生産額はざっと94兆円(農業+食品加工36兆円+関連流通24兆円+関連飲食24兆円)、国内生産額から中間投入経費を差し引くと4兆2500億円、それでも世界第5位(中国、アメリカ、インド、ブラジルに続き)の国内総生産額を誇っている。
農水省は自給率をカロリーベース(39%)で話すが、金額ベースで考えると68%ある。
畜産、例えば養鶏の場合、96%以上の卵を国内自給できているにもかかわらず卵の自給率は10%といわれている。これは鶏の飼料原料の約9割を輸入していることが起因している。
農家としては単なる生産から加工まで手掛けることで生産額をあげる工夫をすることもできれば、付加価値の高い農作物の生産に移行していくことで生産額をあげることも可能だ。例えばオランダは日本の国土の約1割の面積(九州程度の広さ)で、農産物の輸出額は世界の1割近くを占める(輸出額はアメリカに次いで世界2位)、農家一人あたりの年間輸出額をみると14万6000ドル(約1100万円、2011年現在)と、世界でトップだ。一方、穀物の自給率は16%しかなく、日本(28%)より低い。これは農地を効率的に利用し、収量の少ない穀物をあまり生産していないことが原因になっている。日本も限られた大地で質の高い農作物を栽培し、輸出していくくらいの気構えを持つ必要があるのかもしれない。

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