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彫刻家・舟越保武氏の「画文集・巨石と花びら」を読む機会に恵まれた。
貧しかった頃の話や松本竣介との話等、改めて気づかされることは多かったが、最期の「あとがき」で「原稿のときは、万年筆に力を入れて書くとそこの文章が強くなったように見えますが、活字になって見ると当然のことながら、のっぺらぼうになっています。
コンテや木炭で画用紙に描く素描とは、そこのところの勝手がまるで違うので、がっかりします。」
と書かれているのを読んで、彼自身は文章力のなさを憂いておられるのかも知れないが、活字のオモシロ味のなさ、現代のデジタル社会の薄っぺらさを冷笑されている気がしてならなかった。
貧しかった頃の話や松本竣介との話等、改めて気づかされることは多かったが、最期の「あとがき」で「原稿のときは、万年筆に力を入れて書くとそこの文章が強くなったように見えますが、活字になって見ると当然のことながら、のっぺらぼうになっています。
コンテや木炭で画用紙に描く素描とは、そこのところの勝手がまるで違うので、がっかりします。」
と書かれているのを読んで、彼自身は文章力のなさを憂いておられるのかも知れないが、活字のオモシロ味のなさ、現代のデジタル社会の薄っぺらさを冷笑されている気がしてならなかった。
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