以前から「働きアリの組織の中でも2割のアリは働かない。」また「働かない2割のアリを組織から隔離し、働きアリばかりで再び組織化しても、またその中で2割のアリは働かなくなる。」という研究発表を2004年に行った北大農学部の長谷川英祐准教授はその当時「すべてのアリが必死で働くよりも、働かないアリがいるほうが、平均して長く集団を存続できる」とも言っておられたが、今回その内容を「働かないアリは、他の働きアリが疲れて動けなくなった時に代わりに仕事をし、集団の長期存続には不可欠な存在である」ことを16日英科学誌で明らかにした。
そんな結果から「人間の組織でも短期的な効率や成果を求めると悪影響が出ることがあり、組織を長期的な視点で運営することの留意点になるのではないか」と現代企業に内在する課題を指摘した。
そんな結果から「人間の組織でも短期的な効率や成果を求めると悪影響が出ることがあり、組織を長期的な視点で運営することの留意点になるのではないか」と現代企業に内在する課題を指摘した。