百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

陶淵明

2020-11-09 23:53:13 | Weblog

陶淵明は、41歳
「帰去来辞」の中で
「帰りなん、いざ、・・・」と詠った。
それは、一部では負け犬の詩ともいわれている
しかし
悟已往之不諌(已往の諌められざるを悟り)
知来者之可追(来者の追ふ可きを知る)
と「過去をやり直すことはできないが、将来に向かって生きることはできる。」と述べていることから考えると、今一度、自らの生き方を改めた、「新たな挑戦」とも読みとれる

聊乗化以帰尽(聊(ねが)はくは化に乗じて以て尽くるに帰し、)

楽夫天命復奚疑(夫の天命を楽しみてまたなにをか疑はん。)

そういう「生き方」がある意味「挑戦」なのだろう。


鍋の季節

2020-11-09 23:49:34 | Weblog
鍋の季節の到来だ
鍋は地域で趣向が異なり、北海道や東北、関東、中部はキムチ鍋、北陸や関西は寄せ鍋、中国・四国から九州にかけては水炊きが、好まれるというデータがあるという。
また、県別では秋田県は『きりたんぽ鍋』、石川県は『鶏野菜鍋』、福岡県は『もつ鍋』がご当地鍋が1位を獲得する。
関西でも府県別に、大阪はかにすき、兵庫はぼたん鍋、京都は湯豆腐、和歌山はクエ鍋、滋賀は鴨鍋、奈良は飛鳥鍋(牛乳で煮る鶏肉鍋)がご当地鍋にあたる。
落語でも「鍋」についてはさまざまな話のネタになっているが、短い古典落語で「ふぐ鍋」がある、上方では「てっちり」にあたるのだろうが・・・

立冬

2020-11-07 20:54:06 | Weblog
今日は「立冬」
まさしく冬の到来を迎える
今年は夏が長く秋が少なくもうそこまで「冬」が来ている
なかなか身体が天候についていけず
日中の大きな寒暖の差で
体調管理が難しい季節になっている

亀甲状高積雲

2020-11-06 23:51:53 | Weblog
晩秋の高い空には亀の甲羅のような雲が拡がっている、この雲は「亀甲状高積雲」というようだ
朝夕、めっきり寒くなってきて今日の札幌は雪模様、
一昨日の4日、内地の各地で初冠雪の便りが届いた
県内の伊吹山の初冠雪は、平年より12日早く、西日本では今シーズン初となった

ディープテック

2020-11-05 23:58:25 | Weblog






「ディープテック」とは、
「科学的な発見や革新的な技術に基づいて、世界に大きな影響を与える問題を解決する取り組み」のこと
日本の強みとして
「・長期の視点  ・製造のサプライチェーン  ・暗黙知の蓄積  ・品質へのこだわり」
等が挙げられるが、日本ではそういう取り組みに果敢に取り組んでいける企業がこれからどれほど生まれてくるか、が問われている。

ドミノ・ピザ

2020-11-03 23:33:23 | Weblog
歴史は60年前だという。
そもそもピザの作り方やレストランの経営に興味のなかった創業者のトーマス・S・モナハンがミシガン州にあった小さなピザ屋さんを500ドルで買収したことがことの始まりだという。
「宅配(届ける)」アイデアを事業に取り入れた点が新しい着想になるのだが、「手作りならではの味を食卓へ届ける」、「30分を超えた場合は無料」というシステムが、アメリカで多くの支持を集め、ヨーロッパやアジア、オーストラリアでも受け入れられた。
最近、このコロナ禍のもと、「宅配」しない場合(takeout、お持ち帰りの場合)は、半額にするセールを始めたことで、更に注目を集めている。
同じモノでもその売り方でまったく市場は変わってくる、需要をどう喚起するか、どこにチャンスがあるのか、さまざまな視点で深掘りする必要がありそうだ。

大いなる発見

2020-11-02 23:46:18 | Weblog
島津製作所の田中耕一氏がノーベル化学賞を授賞して18 年になる。
彼の大発見のきっかけは重なり合った連続したミスによるモノだったという。
「ふだん金属微粉末はアセトンという有機溶媒に溶かして使うのですが、間違ってグリセリンに溶かしてしまったのです。でも捨てるのはもったいないと思い、実験に使いました。しかも、グリセリンを早く乾かそうとしてレーザーを当てた。そして1分でも早く測定結果を知りたかったので、ずっと測定値をモニター(観察)していました。」
4つの偶然にそろって初めて高分子の質量分析を可能にする現象を発見できたのだという。
そんな彼は、ノーベル賞授賞後あまり表舞台には出なかった、サインを求められても応じることはなかったという。というのは、彼曰く
「ノーベル賞に値することをやっていたとは、私自身思っていなかった。周りの人もそう思っていた。受賞する人たちの功績を見ると、最初に発見をしたこと、かつそれを育てていったこと、ペアでやっている方が多い。私はあくまで発見しただけで、何か大きなことを成し遂げた気持ちになれなかった」
その後苦悩する中で新たな目標を見つけ、社内で特別な予算と研究環境を設けてもらい、タンパク質を分析する技術を更に発展させ、「血液一滴で病気を診断する方法を開発する」ことに尽力することとなる。
しかし新たな目標は決して簡単なモノではなくその後悪戦苦闘し、やっと見つけたタンパク質も医学会からは認められず、それにもめげず研究を続ける中で学界では、理論上、存在が否定されていた「未知のタンパク質」の検出に偶然成功するに至る。
「大いなる発見」は単なる偶然ではない、失敗を恐れずにチャレンジし続ける、絶え間ない努力の中で「偶然は、強い意志によってもたらされるモノ」と言えるのだろう。

発酵食

2020-11-01 22:04:31 | Weblog
発酵食は、日本の文化と言える
日本の食文化の基盤を成しているのが発酵であり、発酵は日本の温暖多湿の気候風土に由来し、それぞれの季節に合わせ味噌や醤油、お酒を仕込み、食品では納豆、くさや、糠漬け、麹づけ、鮒鮨、鰹節等々さまざまなカタチでいろいろな風土に適した姿でその土地土地に根づいている
偶然かもしれないが、「発酵」させることで保存を可能にしただけではなく、その「成分」も向上させた、今や「免疫力up」に最適と評価されている
従来からの日本の風土に適した食文化はわれわれのDNAの中にしっかり刻印され、歴史がわれわれを守ってくれていることを考えると、なんともありがたいことだ