ともちゃんの湯巡りと日帰り撮影隊の記録

公休日に出かけた先の温泉や風景をアップしてます。

忘れてはならない日がきた。

2021-03-11 19:37:17 | 一眼レフ
10年前の今日も公休日だった。地震が起きた時、走っていたのは秋田市郊外の山の中、雄和の温泉施設に行く為だった。走っていたのは私たちだけ、木々が揺れても車は走っているから揺れるわけで。。。。地震が発生しているとは露とも思わず走り続けていた。

なんかおかしいな~と思ったのは何処かの集落に入ってからだった。リュックを背負った男の人が一目散に走っていて道路脇におじいさんが二人、何やら話し込んでいる。

「何かあったのかな。。。。」

とは思いつつ、目的の温泉に着いたのでお風呂道具を持って車から降り、温泉の玄関を入ると中は真っ暗、と、その時、建物が揺れ出した。

脱衣所から女の人が慌てて飛び出してきて

「怖かった怖かった

と。もし自分が温泉に入っていた時、地震が来たらと思うと身の毛がよだつ。急いで車の戻り、主人に地震があったことを伝え直ぐに帰ろうと走り出したのは良いが国道は渋滞、信号も動かず電柱が倒れていた。時間は掛かったが家に着いた時にはホッとした。

停電は2~3日、続いたかな。店は停電でも開店、一番最初に売り切れたのが携行缶、次に携帯の充電器、停電してるから使えないんだけど。丁度3月12日から広告のチラシが配られていてチラシの商品を買いに来たお客さんが居たのには正直、驚いた。こんな時にチラシどころではないでしょうに

缶詰やカップラーメンの棚は空になり購入点数の制限が出された。各公共機関からは被災地に送る生活必需品の要請が来ててんやわんやだった覚えがある。

小さな我が家の復興支援と自分たちなりに位置づけ被災地に何度も足を運んだがコロナの影響で岩手にも大好きな福島にも行けずにいる。また福島を回ってみたいし、高田松原にも行けたら。

生きたかったのに生きられなかった、たくさんの人達の思いを未来にどうつなげていくのか、忘れてはならない一日が終わろうとしている。

大潟村生態系公園で撮影  



コメント (4)
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