岩手２６時間の旅 その２ 高田松原編

９月１０日に通った時、目に飛び込んで来たのが道路の脇や上を縦横無尽に走っているベルトコンベアー（実は昨日まで建っていのがベルトコンベアーだとは知らなかった）動いている様子はなく❔マークが点滅しまくりだった。昨日も市内に入るとベルトコンベアーは動いている様子もなく❔

それなりに暑い日、ソフトクリームを食べようとベルトコンベアーの下に建っている八木澤商店に立ち寄った。ソフトクリームを食べながら店に人に聞いてみて初めてベルトコンベアーだと判った。巨大なベルトコンベアーは役目を終え、解体される予定だという。これだけの巨大な施設、建築費も馬鹿ならないだろうが早くスムーズに事を運ぶ解決策がベルトコンベアーだった。
　
津波に襲われた高田松原の街、今後、津波に襲われた所に建物は建てられないと決まり、山を切り崩して其処に住宅を建てることになり、その山を崩した土砂を運ぶために作られたのがベルトコンベアー、トラックで運ぶと１０年掛かると言われた工事があっと言う間に終わったそうだ。夜になるとベルトコンベアーの至る所にＬＥＤランプが灯り綺麗だったそうだが動いている間は音がうるさいのに加え埃も凄かったとか。。。。

ベルトコンベアーが無くなると聞いてカメラに収める住民も居ると聞いた。高田松原の道の駅、私立気仙中学校、定住促進住宅と奇跡の１本松とユースホステルの建物は保存が決まっている。

震災後、津波に襲われた街に山積みされていたのは瓦礫、見渡す限り瓦礫の山だった。瓦礫は全て撤去され、更地には雑草しかいない。道路沿いにあるガソリンスタンドの津波で壊れた看板に津波到達地点が書かれていた。店の人と話していなければ気が付かなかったので話し終わってから再度、カメラを持って収めてきた。

画像をＰＣに入れ処理していると定住促進住宅の５階左は路にも津波到達地点の表示がある様に見えた。誰があの高さまで津波が来ると想像できただろうか










遠くに見える斜面が段々になっているところが切り崩した山があった場所。



ベルトコンベアーの事を教えて貰った「八木澤商店」ソフトクリーム美味しかった～



ガソリンスタンドの津波で壊れた看板



高田松原市定住雇用促進住宅