最初にお詫び。第8週で「コーちゃん老けたな?」と書いたが、あれは瀧本さんからバトンを受けた直後の大地さんを見て正直そう思ったのです。だってあの頃コーちゃんはまだ35才ですよ。でも第9週の大地さん、段々可愛くて大スターのオーラも表現できているのは流石です。歌も「故郷やスミレの花咲く頃」を歌うと流石元宝塚と思うが、コーちゃんの持ち歌はまだ迷いがあって歌っている感じを受けます。
さてちょっとした言葉の受け取り方の違いがきっかけで隙間風が吹いたようなコーちゃんと内藤さん。お互い多忙な中でコーちゃんは兎に角コンサートの立ち上げに、内藤さんは地方公演で大阪へとすれ違いがさらに増幅されます。おまけに次回のコンサートの編曲を断って来たのでコーちゃんは錯乱状態に。岩谷時子に慰め励まされるパターンで癒されたかに見えたが心の傷は大きくそれでも「私には歌がある」と前向きに進もうとするコーちゃん。
越路吹雪コンサートも無事打ち上げに至った日、記者たちの心無い噂で内藤さんがアメリカへ公演で行きそのまま留学すると言う話を耳にする。そんな時一枚のハンカチを携えた男性がやって来ました。この方、新潟で無二の親友となった八重子さんが借金のカタに嫁いだ満州の夫だった。最後までコーちゃんの事が忘れられなかった八重子の微笑んだ写真を胸に漸く観劇できたと告げる。
単なる犠牲結婚だと思っていたコーチャンんも真摯なこの夫の話に心が動かされて、二人が深い愛で夫婦の絆を持っていたことを知り一層内藤さんへの思いを募らせるのだった。そんなある日、深夜帰宅したコーちゃんと岩谷さんの所に藤本プロの社長から「内藤さんがアメリカの田舎で交通事故に遭ったらしいが詳細は不明」と告げられ錯乱状態になるコーちゃん。
更に内藤さんが突然帰国してコーちゃん宅へ。二人は涙と共に抱き合い、コーちゃんの方から「結婚して一生共に暮らしたい」と告白。内藤さんもアメリカの田舎で買ったと言う婚約指輪を差し出し二人は結婚への道を突き進む。ココでキスするのかと思ったらやはり「スミレコードのせい?」シマセンデシタ。マスコミは大騒ぎ、それでも内輪の結婚式では流石大地真央!35才の花嫁になり切っていました。
一方岩谷時子さんは作詞家として徐々に認められ次々とヒット作を飛ばし作詞家先生の一人となった。しかしあくまで「私の本業は終生コーちゃんのマネージャー」と言う姿勢を崩さなかった。コーちゃんと内藤さんの新婚生活は順風満帆に見え、内藤さんも楽団を辞めてコーちゃん一筋になる。そんな時子と内藤さんの間に微妙な隙間がある事を感じたコーちゃんは時子に「内藤さんを好きになって欲しいと」告げる。
そんな微妙な3人、一方コーちゃんは時子さんが自分のマネージャーとして尽し過ぎて、作詞家としての時間が取れないだろうと心配し付き人を紹介する。時子さんはそれは内藤さんがそう言ったのではないかと感じそう告げる。何だかモヤモヤとした人間関係。どちらもコーちゃん一筋の内藤さんと、時子さん。コーちゃんもその辺を微妙に感じておりさてどうなるかと言う所で第10週に。ジジもココでやっと追いついてホッ…