ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

最近の読書から

2014-01-08 13:10:38 | 読書
何冊かの本を常に傍に置いていないと不安な気分になる。最近は安価な文庫本購入する機会が多いのである。

その中で、永年読み続けている本に、佐伯泰英著「居眠り磐音江戸草紙」がある。年末から年初にかけて44巻と45巻目が刊行されている。さつそく購入して読み終わったところである。NHK時代劇ドラマ「陽炎ヶ辻」の原作本でもある。九州関前藩の家老の嫡子ながら、藩の改革の争いの中で友人を斬らなくてはならなかったことから、藩を離れて江戸で剣士として大成する過程を描いている。

江戸の両替え商今津屋の後ろ立てもあり、佐々木道場の後継者として妻と共に養子に入るが、老中田沼親子に疎まれ、養夫婦の自死後に妻とともに江戸を離れて流浪する。その流浪の旅の間に、紀伊藩主や尾張藩主、さらには博多の豪商箱崎屋などの他に多数の方の知己も得て、江戸に戻り佐々木道場の再興を果たす。

著者はこの小説は50巻の刊行をを目標にとされているらしいが、45巻目の終わりで、永年に亘る強敵の田沼親子に起こる重大事件の暗示がされている。常にベストセラーになるこの小説の次の刊行が待ち遠しいと思う。

この著者には文庫本の書き下ろしを主にして数種類の小説が並行して刊行されている。文庫本で読者に安価で提供できる事を考えていると何かで読んだ記憶がある。有難いことだと思っている。

                            

コメント (1)
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