昨日終了した男女プロゴルフトーナメントは、共に韓国の李 京勲選手とイ・ボミ選手が優勝した。
今年の男女プロゴルフツアーでは、特に外国人選手の優勢が堅調である。
賞金獲得ランク上でも日本人選手は顔色なしである。
先週終了のトーナメントまででは、男子プロでは21試合中15名が外国人の優勝である。
一方の女子プロでは、30試合中16名が外国人の優勝である。
特に男子プロでは金 庚泰、金 亨成、李 京勲と韓国選手が3週連続の優勝を遂げている。
21試合で日本人選手が6名だけしか優勝できていない事態は深刻である。
女子プロではかろうじて半数が日本人選手の優勝が出来ている。
この差は何かと考えるに、トーナメント運営の問題だと思う。
女子プロはLPGA(日本女子プロゴルフ協会)が選手の育成からトーナメント開催まで一貫した運営をしている。
男子プロはPGA(日本男子プロゴルフ協会)がプロゴルファーの育成とシニアツアーを担当する。
そしてトーナメントはPGAから独立したJPGO(日本プロゴルフツアー機構)が担当する。
この男子プロゴルフ界のすみわけが始まってから、残念ながら男子プロゴルフ界の凋落が始まっている。
当時、JPGOの独立を強力に推し進めたひとりに、現在のPGA会長の倉本氏がある。
今こそ、JGTOとPGAが一体となり、男子プロゴルフ界の、特に日本人選手の実力アップを図るべきと思うだが。
外国人選手に凌駕されている、プロゴルフトーナメントを観るのは哀しいのである。