小説「怒り」

ふらっと寄った本屋の店先で、衝動的に購入した吉田修一著「怒り」が面白い。
確か映画が公開がされていて、お勧めコーナーに積まれていた文庫本である。

東京八王子で、夫婦が惨殺されているのが発見され、現場では犯人の異常な行動ぶりが見られた。
１年後も、この犯人を追う警察にはこれと言った手掛かりがなかった。
ただ現場周辺での目迎証言から、犯人らしい似顔絵が作成されて、目撃情報が広く求められた。

物語は、犯人の似顔絵に似た３人の男性が、南房総の港町、東京、沖縄に出没した事から展開する。
両親の離婚や、貧困の中で、辛苦の中で育った男性３人の生い立ち等も語られる。
八王子の夫婦惨殺事件の犯人ではないかと疑う、彼らを巡る多くの人々の思惑が交錯する。
最後に真犯人が判明する、衝撃の結末を迎えるのだが、上下２冊の本を一気に読んでしまった。
この物語をどんな形の映像にしたのか、映画を観に行ったらよいの迷っている。

またしても救援投手が

パ・リーグ、ＣＳファーストステージ第一戦対ソフトバンク。
千葉ロッテは、先発涌井が７回まで２点の同点に抑えて降板。
８回裏に救援の内投手がまたしても誤算である。ヒットと２つの死球から２点を献上。
９回にデスパイネ選手の２本目のホームランが出たが、３－４で痛い敗戦である。
明日は、石川投手の先発だが、開き直ったＭ打線の奮起を望んでいる。