ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

蔵王山の想い出2

2018-02-26 18:00:10 | 郷里山形の事
昭和25年日本観光地百選山岳の部で、蔵王山は第一位に選ばれている。
その快挙を祝って、国鉄金井駅は「蔵王駅」と改称し、山小屋風の駅舎に改築された。
当時小学校五年生の小生も、その祝賀パレードに参加している。

東京に在住していた斉藤茂吉翁も、次の2首の和歌を詠んで祝っている。
「萬国の人来たり見よ雲はるる蔵王の山のその全けきを」
「とどろける火はおさまりてみちのくの蔵王の山はさやに聳ゆる」

最近の報道をみると、蔵王山には地殻の鳴動があり、噴火の兆しがあるらしい。
記録では昭和11年(80年程前)に噴火があったと言う。
そう言えば、刈田岳から宮城県側に降りて来ると、巨大な噴火の跡がなまなましく残っている。
蔵王山は今も活発な活火山なのであろう。strong>
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蔵王山の想い出

2018-02-26 10:21:34 | 郷里山形の事
郷里山形に住まれる「晴耕雨読」さんのブログを拝見していた。
お住まいは、小生の実家の近くだと推察されるが、冬の蔵王山を撮影した画像をアップされていた。
この写真の手前の方は、郷里の歌人「斉藤茂吉」の生家のある集落ではないかと思う。

小学校の高学年には、夕方に学校を出発し蔵王温泉(当時は高湯温泉)に仮泊。
夜明け前に旅館を出発し、ざんげ坂をほうほうの態で苦労して登り地蔵岳を目指す。
そして尾根伝いに熊野岳に登り、青く沈んだお釜を見る行程の集団登山をしていた。
熊の出没もある事から、山容を歩く時には大きな声を出し合っての行軍だった。
また岩の転がる空き間に咲く、駒草が見付からないかと、足元を確り見ながら歩いた想い出もある。

蔵王山を謳った斉藤茂吉氏の和歌の中では次の2首が特に好きである。
「陸奥をふたわけざまに聳えたまふ蔵王の山の雲の中に立つ」
「雪消えしのちに蔵王の太陽がはぐくみたりし駒草のはな」


「晴耕雨読」さんのご了承を得て冬の蔵王山の雄姿をご紹介。こんなに晴れた山容は珍しい。
左から地蔵岳、熊野岳、刈田岳である。現在はケーブルカー、あるいは車で容易に登山が出来る。
                        
 
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