最近はまっているblogが、みりんこさんの「殿は今夜も御乱心」
で、今日はみりんこさんの「デンジャラ・ストリート 隠し芸の巻」その記事を読んでいて
会社にいたころの忘年会の隠し芸の事を思い出してました、凄く楽しかったです、(仕事より)
まだ、景気のいい時、各部署が集まり、ホテルで、盛大な忘年会、社長を巻き込んでの隠し芸が行われていた時期がありました。
私たちの部署の宴会芸は、最高でした。賞をもらったりしたもんです。
課長から
「オードリーさん、今日は、夢を見ました、あなたが、仕事もせず、皆を引き連れて、隣の部屋でエアロビしている夢」
ピザも頼んで、食べていたらしい
私、課長にそんな夢をみさせるほど、宴会が近づくと燃えていました(仕事より)
でも、1度だけ、すべてをさらわれ、やられたと思った事があります。
その年は「マツケンサンバ」の流行の年でした。
大体流行したものを出し物にしていました。(分かりやすいので受けがいいんですよ)その年の宴会は、これが多かったようです。
踊りも仕事の合間や、終わりに練習し、まげのかつらも用意し、ソックスも足袋風に・・・準備万端!!
今年もこれで、皆のハートを掴む・・・そう思っていました、メンバー誰もが!!
でも、私たちの出番のひとつ前に、すべてをかっさらっていく人物があらわれたのです。
その彼女・・・ちょっと、どういう方かを説明
滑舌の悪い方で、彼女に「何かを質問されても、何を言っているのかわからない」
オトナの私たちは、彼女に何か聞かれると無視することもなくにこやかに
とりあえず、
「そうですね」っと返事をしていました
それが、「そうですね」とは、答えてはいけない内容の時もあるらしく、
「もう~~いや~ねっ、おーどりさんったら」といっているのかどうかわからないけど、彼女から肩を叩き返されたりしたもんです。
何言われたんだろう・・・なんて考える事もなく、仕事の事に関しては、なるべく質問されない様にしてました。(説明してあげられないから)
そういう仕事の質問、見事にわかるリーダーさんがいて
「すみません、なんていわれていたんですか?よくわかりますね」と友達が、言うと
低い声で一言「勘です・・・」といわれたそうで、
それはそれで、
「えぇ~~~~勘?」と驚いたものです。
さらに驚いた事がありました。
ある日、その彼女血だらけで出勤・・・
理由は、良く磨いてあるガラスのドアに激突して、眼鏡で怪我したそうです・・・(すぐ病院に行くよう、帰されました。)
後から聞いた話、そこのビルのガラスに危険防止のためシールが、それ以来貼られていたという事でした。ガラスはわれなかったのかなぁ~~~そこは、覚えてない。
冬でも半そで、スカートを中心から少しずらしてはきこなし(いつも、後輩の〇子・デラックスが、相撲取りのまわしを持ち上げるようなしぐさをし、なおしたいと、言っていました)
足元は、ソックス・・・コーディネートは、こーでねぇーとと、どこにいても、すぐわかる、そんなファッションでした。
そんな彼女が、どか~~んとかましたのです
まったくつながりのない部署の、男性の歌の始まったときです
突然その彼女が、舞台に上がり、その彼の横で・・・タンバリンを片手に
腰をクネクネと、みたこともないようなダンスを、踊り始めたのです
まるで、腰で、彼に語り掛けるように・・・・。
会場・・・ざわめく、笑いの渦が・・・・
マダム(上品な奥様でしたので、皆そう呼んでいました)
幹事に叫びました・・・
「やめさせなさい!!」
「下ろしなさい!!」
その横で、
出番を、待っていた私たち
「が~~~ん、もってかれた!!」と そのクネクネダンスを見つめ
今までの、血のにじむような練習は、なんだったのか・・・、呆然と立ちすくみました。
そして思う、タンバリン・・・渡したの・・・誰?
昔ディスコで、フィーバーしていた方が
後から
「〇〇さん・・・良くディスコでみかけてた、壁に向かって一人で女王様のように、踊ってた」と・・・・
知らんかった・・・・
いやいや、滑舌が悪い分、ボディランケージが得意だったんだ・・・
今でも・・・マダムの「やめさせなさい!!」と、叫ぶ姿が・・・忘れられません。