風になれたら

SUZUKI Bandit1250Sに乗って風になり
中島みゆきや渡辺美里を聴いて風になり
山を歩いて風になる

群馬と長野の高原へ

2012-06-30 | 

6/24(日) 晴れのち雨

前日の天気予報、長野は晴れだ。梅雨の谷間の晴れは貴重だ。初夏の高原に向かうことにした。

朝5時半、家を出発した。久しぶりに関越自動車道に乗った。それほど混んでいなかったのと、休憩もほとんどとらなかったので、中之条のセブンイレブンにいつもより30分早いペースで着くことができた。

四万温泉の手前を折れて天然橋を渡り、暮坂峠へ向かった。途中、いつも見かけて気になっていた茅葺き屋根の建物に寄ってみた。

明治時代に建てられた旧大岩学校(牧水会館)であった。今は集会所として使われているとのことだ。

若山牧水が暮坂峠から沢渡に行く途中、この校庭で遊ぶ子供たちを見て読んだ歌の碑が校庭の片隅にあった。 

そして緑が眩しいK55を暮坂峠に向かった。峠には若山牧水の銅像と詩碑がある。

彼がここを通ったのは90年も前のことになる。

当時はきっと寂しい山道であったに違いない。このカーブにも歌碑があった。

ここまでの走行距離が200kmを越えたので、ガソリンを入れようかと思ったが、草津の街中へ入るのが面倒だったのでそのままR292で志賀高原に向かった。

前を走る隼に付いて、時折遅い車を抜きながら国道最高地点の渋峠まで走った。芳ゲ平はちょっと霞んでいた。

バイクの写真が少ないので撮っておこう。その為に前日洗車したのだ。

少し下ったところにある田ノ原湿原を歩いてみた。レンゲツツジが満開であった。

ヒメシャクナゲはほとんど散ってしまったようだ。

 なんじゃこれは。ワタスゲと言うらしい。

 もう夏の空。

シダも元気いっぱいに見える。

ガエルネのフーガは歩くのにも適したブーツだ。でもこの陽気だと革パンで歩くのは暑い。

バイクに跨がれば、汗をかいた身体が一気に冷やされる。気持ちいい、夏の高原の風を感じる。

一沼もすっかり夏の装いだ。

信州中野まで一気に下った。太陽に照らされ気温は高めだ。北信五岳道路経由で信濃町から戸隠へ向かった。

県道から少しはずれたところにある極楽坊と言う蕎麦屋に入った。小さな駐車場は満車だったので、入り口脇にそっとバイクを停めた。

ここの蕎麦は細くてコシがある。出汁の効いたつゆが美味い。堅めの野菜の天ぷらは色で楽しむ。 

お土産に戸隠で作られているそば粉入りのかりんとうを買った。

雪の筋が見えるが山は緑に変わった。

K36をくねくねと南下していく。途中の小川村で本州のへそ->と言う小さな看板を見つけたのでそちらの細い道へ入っていった。

ほとんど農道だ。あと2kmと言う看板を見たがそれらしきものが見当たらず走っていると、鳥脅しのようなものが飾られた一角が道路の脇にあった。

これが全体図だ。宝の地図のようだ。

これらが何を意味するのか最早わからない。

そしてこれが本州の重心に立てられた恩柱。恩てどういう意味で付けたのだろう。 

よくわからないが、重心にいると言うことなので伴ちゃんの写真も撮っておこう。

そして仕上げのスカイラインK12で麻績のICを目指した。

ぶっ、今日の渋滞は40km。好きでなければやってられない。

山梨で突然の雨にあった。ライダー達が路側帯やトンネルの非常駐車帯でレインウェアを着だした。危ないので良い子はそんなところで停車してはいけない。後ろから突っ込まれた終わりだ。

本降りでなければカッパを着ることはほとんどない。今日も持ってないし。

渋滞の高速道路を抜けて家に着いたのは7時、夕飯に間に合った。

今日の走行距離は659km、伴ちゃんのオドメーターは52,644kmとなった。

コメント (8)
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