春の高遠へ
4/19(土) 晴れ
この時期、高遠城址に一度行ってみたかったのだけれど、混んでいるところは苦手なので今まで敬遠していた。
混雑を避けるなら、早朝だ。最初に目が覚めたら3:30、うーん、早すぎる。もう一回寝よう。
つぎに目覚めたら4:45、ちょっと身体が重いが、起きてしまえ。
甘めのカフェオレを飲んだら出発だ。
中央自動車道で諏訪まで行き、そこから杖突街道で高遠城址公園を目指した。
街道沿いには満開の桜がそこかしこに植えられていて心が躍る。さくら祭りに向かう道路はすでに多くの車が走っていた。
公園近くにバイクの駐車場があることを確認していたので、すぐに公園に入ることができた。
公園には土産物屋や食堂の間を抜けて行く。朝ご飯を食べていないので、帰りに何か食べていこう。
高遠城は2本の川に挟まれた河岸段丘の突端に建てられた。まさに自然の要塞だ。
そこはもう桜の楽園、上を向いて歩いてしまう桃色の世界だ。
しばらく歩くと太鼓楼があった。太鼓で時を知らせたとのことだ。
池に映った桜と橋、その橋の名は桜雲橋と言うのだ。
屋台にビール、貸しゴザ屋まであって手ぶらで来ても楽しめるのだ。
思わず、ビールを飲みたくなったが、ここはビールより饅頭にしておこう。
ここは素晴らしい場所だ。また、いつか来よう。
駐車場に戻る途中にあった食堂で伊那のローメンを食べた。これはソース味。
街道沿いで、缶コーヒーを飲みながら勝間薬師堂のしだれ桜を眺めた。
そして南へ向かった。分杭峠、地蔵峠を経てしらびそ高原へ入った。
南アルプスを望みながら走る。
ん、どこがクレーターだ?
真上から見ないとわからないかもしれない。
その後、下栗の里をうねうねと下って国道に出るころ、もうスーパー林道に行く元気はなくなっていた。
下栗の里は何度訪ねてもその急峻な山肌に作られた畑に驚かされたり感心させられたりする。
浜松から新東名に乗った。新東名は楽だ。と思っていたら静岡辺りから雨が降りだした。
走り続けていれば濡れるのは肩だけだ。でも降り続きそうだったので雨具を着ようと清水でSAに寄ったが、バイク置き場は満車で入る余裕がない。
えーい、走り続けてしまえ。神奈川に入ると雨はやみ、家に着くとジャケットはすっかり乾いていた。
お土産は静岡県産の干し芋だ。安倍川餅にしようと思ったのだが、実家から草餅が届いたとメールが入って被らずに済んだ。
今日の走行距離は641km、伴ちゃんのオドメーターは 69,348kmとなった。