風になれたら

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山を歩いて風になる

南八ヶ岳 プチ縦走 2021 早春 1日目

2021-04-06 | 徒歩の旅

3/3 (水) 晴れ

今シーズン初めての雪山だ。密を避けるため平日に出かけ、宿泊はテントだ。特急あずさで茅野に着くと登山者はとても少なかった。平日は山へ向かうバスがないためタクシーで登山口の渋の湯に向かった。

渋の湯も静かだ、お昼ご飯にどら焼と柿の種を食べて出発する。

3ヶ月ぶりの山行、それもテン泊なのでバテないようにゆっくりと歩いた。今日はとても暖かく、歩き始めてすぐに汗が出てきたのでアウターを脱いで薄手のフリースで歩いた。

今日の宿泊地である黒百合ヒュッテに着くまでに数組の下山者とすれ違ったのみ、こんなに空いている八ヶ岳は初めてだった。久しぶりに雪を踏みしめて歩く感覚を楽しんだ。立ち止まると静寂の中で木々から落ちる雪の音だけが聞こえる。

ヒュッテに着く少し前に振り返ると北アルプスの山々が見えた。雲ひとつない青空だ、今日来られてよかったと染み染みと思った。

黒百合ヒュッテに到着した。ここには何度か泊まったことがあるがテント泊は初めてだ。

太陽光発電はバイオトイレを維持するために使われている。

週末は混雑するテン場もガラガラで、あと2張りのテントがあるだけだった。

テントを張り終えて時間は2時半、景色が素晴らしい中山まで歩こうかとも思ったが往復で2時間、面倒だしこれ以上疲れたくないのでパスしてビールを飲もう。

ビールを飲観ながら鍋を作った。白菜、色々なキノコ、鶏肉、出汁はチキンスープで塩胡椒で味を整えた。その後切り餅を投入した。

テントの中はお日さまに温められてポカポカで、テントの隙間から見える空は限りなく青い。幸せな時間が過ぎていく。

2時間半ほどゴロゴロした後、夕陽が落ちる山々を眺めるために高台に登った。振り返れば黒百合ヒュッテの全景が見える。

西に目を向けると木曽御嶽山、乗鞍岳、北アルプスが一望できた。下の写真は穂高の山々と槍ヶ岳、その右は常念岳と大天井岳かな。

太陽が落ちると急に寒くなったのでテントに戻った。寝る前にトイレに行ってヒュッテ入り口の温度計を見たらマイナス8度だった。

コメント
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