9月25日 (金) 晴れ
今日で北海道の旅も最終日となった。富良野から小樽へ向かう。小樽港からフェリーに乗って新潟港で下船し、高速で東京の自宅まで帰るのだ。
全ての荷物を35リッターのパニアケース2個と90リッターのダッフルバックに全ての荷物を詰め込んだ。その時ルアーロッドがないことに気が付いた。どこにもない、昨日パニアケースが開いたまま走っているときに落としてしまったことは間違いない。これまで色々な渓流を一緒に歩いた盟友を失った気持ちになった。
荷物を詰め終わり、キャンプ場の事務所前にバイクを止めてキャンプ場のオーナーに挨拶した。素晴らしいキャンプ場であることとまた訪れることを伝えた。キャンプ場の名前は「星に手のとどく丘キャンプ場」本当にご機嫌なキャンプ場であった。
もしやと思い昨日札幌へ向かった道を辿ってルアーロッドが落ちていないか道路脇を探したけれど、その距離は10km以上あって見つかる気がしなかった。そして昨日パニアケースが開いていることに気がついた交差点まで走ってしまった。
くよくよして走っても仕方ないので田舎道を楽しんで小樽に向かおう。そこで滝川を経て道々28号線を南下することにした。ほとんど車が走っていない快適な舗装路だった。タイヤは新品なので安心してアクセルを開けることができた。
小樽で北海道在住の娘とお昼ご飯を食べる約束をしていた。小樽に着いて連絡をするともうすぐバスで着くと言う。そこでバスの停留所に向かった。少し待っていると反対側のバス停に娘が降り立った。道幅が広くこちらに気がつかないで街の中心に歩いて行こうとしたのでUターンして追いかけた。近くに駐車場が見つからなかったので、フェリー乗り場にバイクを置いて戻ってくることを伝えた。大急ぎでバイクを置いて待ち合わせのルタオ本店前に向かった。娘と会うのは年に2、3回ぐらいだろうか。元気そうで何よりだ。そこから歩いてお昼ご飯を食べられるお店を探した。海鮮系の店が多くあったけれど、ここだと言う気持ちが湧かず結構歩いて運河が始まる辺りまで歩いてしまった。そこを左に曲がったところ、雰囲気の良い洋食の店があったのでそこに決めた。店の名は「No Name」。
北海道のビールのデフォルトはサッポロなのでサッポロファンの僕は嬉しい。おつまみはタコの刺身、とても甘く円やかであった。
サラダは北海道の野菜がたっぷり入っていてどれも瑞々しく甘かった。
シーフードパスタはパスタより魚介の量が多いくらいで、出汁がよく出ておりこれまた美味しい。
娘はヘラガニのパスタを頼み、足の先まで食べ尽くしていた。
どの料理も美味しい店でシェフの方も感じがよくまた訪れたいなと思う。その時にはワインだな、そしてコロナが収まっていたら沢山話して笑いたい。
その後ルタオ本店に戻りお茶をした。お腹はいっぱい気味だったのでチーズケーキはひとつ。
紅茶が美味しかったのでお土産に2缶買ってひとつを娘に渡した、もうひとつは妻に。
充実した北海道ツーリングであった。終わってみるといつもあっという間だ。フェリーの窓から北海道にさよならをした、また来るよ。
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