買ったほうが安いとわかっていながら懲りもしないで毎年トマトやキュウリを植える
300円で何個も買えるトマトを作りたくて、百数十円の苗を求めて成長を見守る
5月のホームセンターには、トマトだけでも相当種の苗が並ぶ
糖度を追求したフルーツトマト、イタリア由来の料理用の品種、房なりに成るもの、「フラガール」なる品種名まで登場した
栽培が面白いのは、失敗するからだ
充分な日照と風通しを確保する間隔、土壌の改良と肥料の確保、適切な水分としかし雨の回避など、、、やってられない位の面倒を要求される
やったことはないが、雑草を放置して肥料もあげない、種だけ蒔いてあとは自然に任せるという「自然農法」なる世界もある
種子を練り込んだ土の団子を原野に放り投げるだけ、で収穫を待つというのはズボラな人間には魅力的だ
最近のトマトは実がびっしり詰まっている
昔のトマトは空間があったように思うのだが、おそらく品種改良の結果だと思う
剪定という作業が、収穫の成果に大きく影響する
トマトであれば「脇芽を摘む」作業が必須であり、放っておけばジャングルになってしまう
果樹であっても剪定は重要で、剪定次第で収穫量が異なるといってもいいくらいだ
日照を求めて混み合う枝葉を整理して幹に日照を当てるくらいの空間を作る
栽培は経営に通じるところがあるから面白い
うまくやれば投資コストを相当上回る収量を得られるからだ
こう見てくると政治に通じる面もあるかもしれない
環境を整備してあげれば思い通りの成果が得られる、あたかも意図したかの通りに経済政策も成功したかのように、端から見れば鈴なりでなくとも成功しているのかなぁ、と
しかし本当に求めているものは青臭い香りがプンプンして酸っぱいトマトらしいトマトであって、近年品種改良されたものではないかもしれない
何でもいいやトマトであれば、と思いつつ食してみれば期待外れだったり、思いの外甘かったり、と
政治の世界では、良かれと思って投じた一票が本当に期待通りになるのか
候補者を真に理解して投票しているわけではないのも辛い
憲法改正以前に多数決という原則を考え直さなければと思うこの頃
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