楽曲を綺麗にまとめ上げるか、別物にしてグレードアップ(?)するか、は悩ましいところだ
全てに「アレンジの妙」を加えたいところだが、ステージの全体を考えるとそうもゆかぬ
様々なヴァリエーションがあって、なお音楽的な主張という芯が通っている、なら企画は成功だ
オリジナルを50年追求している盟友Fくんの生き様も尊敬するが、何らかの調味料をまぶしたくなるのが私のいけないところ
スティーヴィー・ワンダーが出てきた頃、黒人で盲目の少年という位しか情報がなかった
ラジオから流れた「太陽の当たる場所」が明るい未来を感じさせる楽曲で印象に残っている
長女が生まれた頃「I just call to say I love you」がヒットした
英語のこの歌の意味が何なのかお構いなしに「トゥセイ」と口ずさみながらラジカセから流れる曲に合わせて彼女は踊っていた
2016NAMMショー、日本発ドラムスブランド「KANOUPUS」ブースで、スティーヴィーがひとしきりドラムを叩いていったという
この話を教えてくれたドラマーKさんの話では、彼は元々ドラムスをやっていたらしい
楽曲にリズムがどれほど重要かは、身に沁みているだけにこの話は納得したものだ
彼の作る楽曲を振り返ればリズムがかなりの比重を占めていることもわかる
さて映像のお二人、爽やかでいい
「私うまいのよ」とか「こんなに弾けるんだぜ」という悪臭を放たなくて素直に淡々とこなしているのがいい
「女性のキーはどの辺りかなあ?」と探した結果、遭遇した映像
男性がキー「C」で歌い始めてコーラスを、次に転調してキー「G」で彼女が歌う、やがてエンディングでキー「C」まで持っていって彼女のハイトーンで終わる
この爽やかさがいいのだ
やたら派手なパフォーマンスをもてはやす最近の傾向は、年寄りは全く関心がないのだよ
「自然体」で表現できればいい
そしてそれは「本物」であって欲しい
I Just Called To Say I Love You - Stevie Wonder (cover by Bailey Pelkman & Randy Rektor)
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