愛唱しているのに敬遠しがちだった和製ポップス、最近はJ-Popというのだろうか
「想い出の渚」や「君といつまでも」などグループ・サウンズ全盛時代に出てきた懐かしいヒット曲の数々、口ずさむのだけど面映い
古くは漣健児さんの名訳による洋楽のヒット曲「ステキなタイミング」「ルイジアナ・ママ」「可愛いベイビー」などなど、おそらく本家のオリジナルとはまるで別物として愛唱してきた
それはやはり日本語で歌うから親しみやすいのと、日本語にあまりにもフィットしていたからだろうか
日本語の歌詞が浸透している「ルイジアナ・ママ」など外国語で歌うケースの方が稀だろう
それだけ「あの娘はルイジアナ・ママ」という出だしが染み付いている
関西なら神戸であろうか、横浜は西欧文化の入り口みたいなイメージが強い
街を歩いただけで東京とは異なるニオイがしてくるような気がするし、海を見てはダメ押しをする
そんな日本語で作られた歌を聴いているうちに日本にもブルースがあるのかと思うようになってくる
難しい定義付けはさておいて、ブルースを感じさせるような楽曲がある
そして聴いているうちに、これは日本語でなければいけない世界なのか、と思うようになる
少なくとも日本語がしっくりくる
洋楽にかぶれていた少年時代、日本語は何てポップスに似合わない言語だろうと思ったものだ
「恋に落ちる」なんて文字としてはロマンチックだが、歌うと何かよそよそしいし、リズムに乗らない
そして日本語をわざわざ英語のように発音してカッコつける試みが定着してくる
これも恥ずかしいのだが、その歌い方を前提として作られた曲があるのでまた困ってしまう
しかし歌い方を工夫しなくとも日本語がしっくりくる楽曲もある
いや、日本語でなけりゃおかしいのかもしれない
結局そこに魂がこもっているか、どうか
である、ような気がしてきた、のだ
いや、日本語を馬鹿にしてはいけない
藤竜也 ヨコハマ・ホンキィ・トンキィ・ブルース
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06 憂歌団スローバラード&嫌んなった
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