夢の介音楽夜話

音楽、アート、グリーン、クラフトなどなど徒然なるままに

アメリカン・グルーヴ

2016年05月12日 | 音楽


西欧コンプレックスは今や昔の話かもしれない
日本人が日本製、日本産でないと、と思うようになっているのだから

特別なものを除けば、自動車にしても電気製品、工業製品、農産物までもがジャパンメイドは知られてきた
楽器の世界でもエレクトロニクス製品、キーボード類やドラムスは世界中で日本製が見られる

ギター、ベースの類も海外では日本製と知らずに使われているブランドもある
ただアメリカの底力というものは健在で、どうしても入り込めない聖域があるような氣がする

クルマは日本製が繊細で長持ちして壊れない、燃費もいいだろうし、デザインもまあまあだ
しかし魅力的なクルマとは、カタログデータだけではない

1900年初期のT型フォードが今だに走行でき相当数のオリジナルが世界中に残っている
考えすぎかもしれないが、それは完成度が高いことでありそれだけ丁寧に作られた時代の生き証人だ

音楽も世界共通の時代になったようだが、国のカラー、サウンドの匂いみたいなものは残っている
つまり彼らがやるとサマになるというのか、本家の強みみたいなものを感じる

アメリカン・ポップスの洗礼を受けて育った世代には、彼らの陽気さや力強さにどうしても弱い
実際米軍の基地などで聴く演奏は手馴れているし、様になっているのだ

音楽にはグルーヴが重要で、そのために切磋琢磨している
しかしもし簡単に実現できる若者がいるのならそこに何らかの気質とかDNAを感じてしまう

シンプルでありながら複合的な要素を兼ね備えた音楽に触れるとそんな疑問を感じる
それを羨ましいと思うのはやはりコンプレックスというものかしら




Bruce Hughes & The All Nude Army "Devil"

The Resentments "Several Thousand"

"Trouble" live with the Resentments


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