スティール・ギターは、魅力がある
バーで弦を押さえてスライドさせ、弦上の音を自由に出すことができ、サステインはどこか別世界へ連れて行ってくれるようだ
一方で音程が定まりにくいことと、直線のバーを斜めにしたりして和音を出そうとするのだがこれには所詮無理がある
フレット間を押さえれば正確な音程が得られるギター類と異なるのはここにあり、音程を聴き分ける繊細な耳とバーを操る手先の器用さが求められる
もう一つ空間を突き抜ける「ビヨーン」という音が楽しくて弾きすぎてしまう欠点がある、そう、初心者ほどのべつまくなし弾きまくる
したがって弾けないのを棚に上げて辛口を申し上げれば、弾く人は多いが弾ける人は少ない、のかもしれない
もう数十年前、おそらく初来日でご一緒した時、ギター一本で歌う彼女の演奏はそれほどインパクトはなかった
鋭角的でハワイ音楽のゆったりさからかけ離れていたからかもしれない
ところがスラックキーやスティールを前面に出したアルバムを聴いて驚いた
まさかスティールをいつの間にか仕込んでいたとは、、と
改めてウィキによれば王家の血を引き、カメハメハスクール、ハワイ大学と進み、音楽、フラを学んできたという
白人系のお顔立ちは、スパニッシュのお父上の遺伝かおばあちゃまのプリンセスにヨーロッパの血が入っていたのかしら
老後の楽しみに取っておいたスティール・ギター、私より若い彼女の演奏を聴くと少なからず衝撃だった
高校の軽音楽部時代のスティール弾きKくんに先日再会したのも、何かの縁
そろそろ勉強しなければ、、、、
Hi'ilawe -- Waterfall -- Owana Salazar
Hula Jazz - Owana Salazar
Owana Salazar - How D'Ya Do (2014)
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