70年代「ハワイアン・カルチャー・ルネサンス」はハワイの文化を見直そうという主権回復ムーブメントだった。
ジョージ・ヘルムは音楽活動を続けながら美しいハワイを守ろうとする活動の旗手だった。
ハワイ語で「ケオキ」と呼ばれた彼が若くして亡くなり追悼する数々の歌ができた。
「J & R Corporation」というデュオが歌った「ハワイアン・ソウル」はハワイを愛し愛された彼を惜しみ、偲ぶ歌。
先日学生時代からファンだったNさんたちとピーター・ムーンの話題になった。
今や往年のミュージシャンのジュニアが活躍する時代になりピーターも例外でない。
色白のジュニアは育ちの良い温厚な印象で、親父さんと同じく「ピーター・ムーン」として活躍している。
「ピーター・ムーン・バンド」時代の親父さんとジュニアと区別ができていない人がいるのではないかという話になった。
ピーター・ムーンは「サンデイ・マノア」の頃から斬新なアレンジでトラディショナル&コンテンポラリーを実践してきた。
ギャビィ・パヒヌイをバックアップし、ハワイ音楽を世界に発信しようとした。
ピーターの初来日を実現するため協力したことが懐かしい。
そしてついにバンドで来日した頃の表参道「KAY」でのライブを見た人はあの光景を一生忘れないだろう。
連れてきたミキサーに細かく指示を送りながらギターやウクレレを持ち替えてぶっ続けで演奏した。
聴衆は立ちっぱなしで彼らの歌と演奏に圧倒されていた。
来日の都度バックメンバーは変わったものの基本は変わらない。
今そういう迫力を持ったミュージシャンがいなくなったような気がする。
音楽は、センスや志向、生き方など「人となり」全てを物語る。
だから悩ましいのであって、素晴らしい。
Hawaiian Soul by The Peter Moon Band
HHN Peter Moon_1
HHN Peter Moon_2
Kaho`olawe Aloha `Aina - George Helm
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