夢の介音楽夜話

音楽、アート、グリーン、クラフトなどなど徒然なるままに

メドレー

2016年07月12日 | 音楽


エルビス・マニアのTさんから電話があった
目標にしていた秋のイベントへの申し込みが5月で締め切りだったとか、申し込まなかったことを悔いる声が聞こえてくる

エルビス全盛の時代ではなかったはずだが、歌手を目指してその道へ進まれた
そのうちラスベガスやハワイで公演をしていた頃のエルビスを模してパフォーマンスを行うようになった

ワイキキで歌ったこともあるようでそっくりさんが沢山いた時代だったかもしれない
当然のように白いステージ衣装を作るまでに入れ込んで行ったようだ

プレスリーの楽曲は相当数あるようで聞き流してきた者にとっては新曲を聴くような新鮮さがある
そして演奏してみて改めて発見するアレンジの妙など新しいジャンルを垣間見たような気になる

クラプトンやノップラーが気持ちよさそうに歌うメドレー映像があった
達人たちのセッションはノリノリで楽しい

音質が良いせいもあるが、ベースとドラムスのコンビネーション、邪魔にならないギターサウンドたち
そして十分な音圧と絶妙なグルーブが雰囲気を盛り上げる

ミュージシャンならこんなセッションがやりたいもの
さてそっくりさんもいいが、リラックスして楽曲を楽しむライブもいい

来年はぜひイベントにエントリーして本場の人たちに楽しんでもらえるようなステージを考えよう
Tさん、レパートリーをメンテナンスしておいてくださいな




Scotty Moore, Eric Clapton, Mark Knopfler, Albert Lee, Ron Wood & friends Elvis medley


剪定と品種改良

2016年07月11日 | 日記・エッセイ・コラム


買ったほうが安いとわかっていながら懲りもしないで毎年トマトやキュウリを植える
300円で何個も買えるトマトを作りたくて、百数十円の苗を求めて成長を見守る

5月のホームセンターには、トマトだけでも相当種の苗が並ぶ
糖度を追求したフルーツトマト、イタリア由来の料理用の品種、房なりに成るもの、「フラガール」なる品種名まで登場した

栽培が面白いのは、失敗するからだ
充分な日照と風通しを確保する間隔、土壌の改良と肥料の確保、適切な水分としかし雨の回避など、、、やってられない位の面倒を要求される

やったことはないが、雑草を放置して肥料もあげない、種だけ蒔いてあとは自然に任せるという「自然農法」なる世界もある
種子を練り込んだ土の団子を原野に放り投げるだけ、で収穫を待つというのはズボラな人間には魅力的だ

最近のトマトは実がびっしり詰まっている
昔のトマトは空間があったように思うのだが、おそらく品種改良の結果だと思う

剪定という作業が、収穫の成果に大きく影響する
トマトであれば「脇芽を摘む」作業が必須であり、放っておけばジャングルになってしまう

果樹であっても剪定は重要で、剪定次第で収穫量が異なるといってもいいくらいだ
日照を求めて混み合う枝葉を整理して幹に日照を当てるくらいの空間を作る

栽培は経営に通じるところがあるから面白い
うまくやれば投資コストを相当上回る収量を得られるからだ

こう見てくると政治に通じる面もあるかもしれない
環境を整備してあげれば思い通りの成果が得られる、あたかも意図したかの通りに経済政策も成功したかのように、端から見れば鈴なりでなくとも成功しているのかなぁ、と

しかし本当に求めているものは青臭い香りがプンプンして酸っぱいトマトらしいトマトであって、近年品種改良されたものではないかもしれない
何でもいいやトマトであれば、と思いつつ食してみれば期待外れだったり、思いの外甘かったり、と

政治の世界では、良かれと思って投じた一票が本当に期待通りになるのか
候補者を真に理解して投票しているわけではないのも辛い

憲法改正以前に多数決という原則を考え直さなければと思うこの頃




Traveling Wilburys - End Of The Line

Traveling Wilburys - Handle With Care

New Blue Moon - Traveling Wilburys

the traveling wilburys where were you last night

大きな矛盾を抱えて自分だけの道を探す

2016年07月05日 | 日記・エッセイ・コラム


政治と宗教の話はしないほうがいい
仮に総論賛成であったとしても、各論で意見が分かれてややもすれば友を失いかねないからだ

音楽を通じて政治的な主張をしてきた歴史がある
ピート・シーガーの「花はどこへ行ったの」のように反戦を象徴する歌を作り、それがヒットする

米ソがベトナムで代理戦争をしていた時代、命を失ったり体や心に傷を負って帰国した人たちやその家族たち
ボブ・ディランやピーター、ポール&マリーが歌う歌にはそうした平和への願い、思いを共感できる要素があった

日本でもベトナム戦争に対する批判をはじめ、学生運動が起こった
拓郎の作った歌はそうした活動家の気持ちを代弁するかのようであり愛唱された

ジョン・レノンはあからさまに音楽活動で平和を訴えた
「Revolution」にしても「Imagine」にしてもベッドインパフォーマンスにしても世界に向けて発信した

日本でも忌野清志郎のライブや日の丸レコーディングなどロッカーとしての生き方が共感を呼んだ
今でも彼の命日には彼の歌を歌うファンがいる

若き日の太田光氏に面談を申し入れた清志郎氏のエピソードが興味深い
一票で世の中が変わらないなら、、、と書いた彼に物申す

ミュージシャンが直接政治に関わるケースがある
沖縄の喜納昌吉さんが記憶に新しい

その沖縄に居住する元ミュージシャンが選挙に立っているという

選挙、そして政治に対するスマートさを庶民は求めている
清廉潔白で高貴な人でなくともいい、人間味溢れる魅力のある人がいい

政策に一つくらい誤りがあったとしてもいい、が訂正する勇気も持っていてほしい
そして音楽を集団催淫効果の手段として利用しないでほしい

真のリーダーシップとは演説やパフォーマンスでは分かり得ないことだと思うのだ
だからミュージシャンは、音楽で思いを伝えようとするのではないか

音楽はわかりやすくて高等な伝達手段なのだ


原子力は要らねえ!電力は余ってる!♪忌野清志郎 サマータイム・ブルース

ラストデイズ 「誰にも歌えない歌~忌野清志郎×太田光」

20160630三宅洋平 選挙フェスDay9 多摩センター「この機会をぜひ革命のために使って下さい」東京都選挙区 参議院選挙