昨日、とうとう観に行けました~
エリザベート
← オーストリア皇后エリザベートを題材にしたミュージカル。主要メンバーがほぼWキャスト~
私は、宝塚版は何度か見ましたが、東宝版ははじめてでした。
今回のキャスティングで「花總まり」名前を見て、どれだけテンションがあがったことでしょう。宝塚のDVDでエリザベートを演じるはなちゃんではなく、ライブで観たい!!という長年の夢が叶うのですから。
← 主演コンビ(エリザベートと「黄泉の帝王」トート)
城田優さんの歌の評判もさることながらビジュアル的な妖艶さに惚れ、この二人のキャスティングで見たかった。それが叶って良かった~
さて。ここからはネタバレもありますのでご注意を。
そして、いつになくオタクかも(笑)でも書いちゃいます
ミュージカル「エリザベート」は、美貌のオーストリア皇后エリザベートの半生を彼女につきまとい誘惑するトート「死」という架空の存在を通して迫った作品。美しい楽曲の数々が魅力です。
宝塚版では、男役が主役なので、トートが主役。そして、あくまでも夢のような美しい世界が基本なので、「トートとエリザベートが最後に結ばれて両者が幸せになる」「よかったね~おめでとう」というハッピーエンド。皇帝フランツとの三角関係などもあり、恋愛模様を主軸に置いてます。そこで描かれているエリザベートは、不幸の影を負った美しい皇后、宮廷にしばられ自由を奪われ、ひたすら可愛そうなカンジなのです。だから、トートとの昇天シーンはよりハッピーエンドなんですね。
東宝版は当然主役は、エリザベートエリザベートその人の人間模様・内面が主軸。そしてよりリアル。もうね、エリザベートの美しい部分だけではなくて、エゴイストぶりを暴露するネガティブキャンペーンが、狂言回しのルイジ・ルキーニ(エリザベートの暗殺者)によって繰り広げられてましたそして、トートの位置付がまったく違いました。あくまでも象徴的存在で、エリザベートの心の中のイメージ、空気のような実態のないものというカンジ。だから、最期のシーンは「これでやっとエリザベートは苦しみから解放されたのね」というカンジです。
実は、宝塚版を見てから、皇后エリザベートに興味を持ち、本をいくつか読みました。
なので、東宝版のリアルさは、私はすごくわかりやすかったな。相当な情報量だと感じましたが、だからこそ、エリザベートの内面がより浮き彫りになってくる
自然の中で溌剌と育った自由なキラキラした魅力的な少女
宮廷での生活でお人形のように扱われて、自由を求めて自我に目覚め、
自分の自由を勝ち得ようと戦うため、美貌を磨き、勝利して自信に満ちた女性へ。
だけど、勝利したものの何も得ていないと気づく。
物質的な自由ではなく、魂の自由が得られてないのだから。
その魂の自由を求めて放浪の旅に出る、自分の思うがままに。
息子の死を通して、この世では魂の安らぎを得られないことを痛感。
そして、暗殺という死をもってして魂の自由をやっと得る。
エリザベートは、こんな役どころ。私は今回、後半部分の、勝利をしても望むものは手に入れられないエリザベートの暗い心の闇の部分に、特に引き込まれました。以前は、自我に目覚めるところだったんだけどな。演出の違いからでしょうか?それとも年齢のせい(笑)?
それにしても
お目当ての花總まりさん、やっぱり引き込まれる女優さんでした歌・演技・立居振舞・・・歌はもっとうまい人はいるけれど、私はこの人のナカから出てくる歌が響くんです。観れてよかったです
← 一幕ラストのシーン。扉が開いて出てきた瞬間の輝きは感動もの。有名な肖像画(左)から抜け出たようです。
ほっとけばいくらでも書けそう(爆)
なので、このへんでサヨナラ~
エリザベート
← オーストリア皇后エリザベートを題材にしたミュージカル。主要メンバーがほぼWキャスト~
私は、宝塚版は何度か見ましたが、東宝版ははじめてでした。
今回のキャスティングで「花總まり」名前を見て、どれだけテンションがあがったことでしょう。宝塚のDVDでエリザベートを演じるはなちゃんではなく、ライブで観たい!!という長年の夢が叶うのですから。
← 主演コンビ(エリザベートと「黄泉の帝王」トート)
城田優さんの歌の評判もさることながらビジュアル的な妖艶さに惚れ、この二人のキャスティングで見たかった。それが叶って良かった~
さて。ここからはネタバレもありますのでご注意を。
そして、いつになくオタクかも(笑)でも書いちゃいます
ミュージカル「エリザベート」は、美貌のオーストリア皇后エリザベートの半生を彼女につきまとい誘惑するトート「死」という架空の存在を通して迫った作品。美しい楽曲の数々が魅力です。
宝塚版では、男役が主役なので、トートが主役。そして、あくまでも夢のような美しい世界が基本なので、「トートとエリザベートが最後に結ばれて両者が幸せになる」「よかったね~おめでとう」というハッピーエンド。皇帝フランツとの三角関係などもあり、恋愛模様を主軸に置いてます。そこで描かれているエリザベートは、不幸の影を負った美しい皇后、宮廷にしばられ自由を奪われ、ひたすら可愛そうなカンジなのです。だから、トートとの昇天シーンはよりハッピーエンドなんですね。
東宝版は当然主役は、エリザベートエリザベートその人の人間模様・内面が主軸。そしてよりリアル。もうね、エリザベートの美しい部分だけではなくて、エゴイストぶりを暴露するネガティブキャンペーンが、狂言回しのルイジ・ルキーニ(エリザベートの暗殺者)によって繰り広げられてましたそして、トートの位置付がまったく違いました。あくまでも象徴的存在で、エリザベートの心の中のイメージ、空気のような実態のないものというカンジ。だから、最期のシーンは「これでやっとエリザベートは苦しみから解放されたのね」というカンジです。
実は、宝塚版を見てから、皇后エリザベートに興味を持ち、本をいくつか読みました。
なので、東宝版のリアルさは、私はすごくわかりやすかったな。相当な情報量だと感じましたが、だからこそ、エリザベートの内面がより浮き彫りになってくる
自然の中で溌剌と育った自由なキラキラした魅力的な少女
宮廷での生活でお人形のように扱われて、自由を求めて自我に目覚め、
自分の自由を勝ち得ようと戦うため、美貌を磨き、勝利して自信に満ちた女性へ。
だけど、勝利したものの何も得ていないと気づく。
物質的な自由ではなく、魂の自由が得られてないのだから。
その魂の自由を求めて放浪の旅に出る、自分の思うがままに。
息子の死を通して、この世では魂の安らぎを得られないことを痛感。
そして、暗殺という死をもってして魂の自由をやっと得る。
エリザベートは、こんな役どころ。私は今回、後半部分の、勝利をしても望むものは手に入れられないエリザベートの暗い心の闇の部分に、特に引き込まれました。以前は、自我に目覚めるところだったんだけどな。演出の違いからでしょうか?それとも年齢のせい(笑)?
それにしても
お目当ての花總まりさん、やっぱり引き込まれる女優さんでした歌・演技・立居振舞・・・歌はもっとうまい人はいるけれど、私はこの人のナカから出てくる歌が響くんです。観れてよかったです
← 一幕ラストのシーン。扉が開いて出てきた瞬間の輝きは感動もの。有名な肖像画(左)から抜け出たようです。
ほっとけばいくらでも書けそう(爆)
なので、このへんでサヨナラ~
直木賞、狙っては? (笑)
踊り、見てないけど、表現力、有りそうですね
ありがとうございます。
作品、キャスト、その時代背景・・・すべてひっくるめて私の興味をそそるんですよ~。
これは、愛、でしょうかね(^_-)-☆