新所沢で一週間だけフラガールを再上演するのを知り、見に行ってきました。
結論から言うと、ホント見に行ってよかったです。爆笑と号泣が交互にやってくるもので・・・あまりの激しさに見終わったらホントにぐったりしてしまったほど(笑)思わずパンフまで買ってしまいました!!
炭鉱閉鎖の危機からまちを救うために構想された「常磐ハワイアンセンター」・・・その誕生に携わった人々の実際にあったおハナシ。
炭鉱のまち、炭鉱以外にはなにもなかったまち。炭鉱以外考えられない大人たち、炭鉱に危機を感じて違う道を考える大人たち、炭鉱にしばられずに新しい道に歩みたい子どもたち・・・みんな立場が違うんですが、まちから逃げ出して行くことは考えてないんですよ。みんなひたむきに真剣に、自分たちのまちのために行動しているんです。だからこそ、葛藤がおき対立する。そしてそこに、東京からフラを教えるために呼ばれた先生がまたからんでくる。
親と子ども、大人どうし、先生と生徒、先生と親、そして先生自身の心の葛藤とぶつかりあい。みんな思いはひとつなのに、わかりあえない。それらが、フラガールたちの真剣なダンスを中心に、お互いを認めあってひとつひとつ昇華していく様は本当に感動的です。
最後の、ハワイアンセンターこけら落としのフラとタヒチアンダンスのショーは、みんながはじめて一体となった、感動的なシーンです。いろんなつらい事があったけど、エネルギッシュに踊るフラガールたちの笑顔は、それをふきとばしてくれました。観てる私まで、なんだかやり遂げた気になってしまいました。
そして!!真剣だからこそ滑稽なこともあるんですよね~結構、場内で笑い声が頻繁におこってましたね。
主演は松雪泰子さんでしたが、みんなが主役でしたね。だれが抜けてもおかしい。ホントに内容の濃い映画でした。
パンフを読んでいたら、実に素敵なエピソードが・・・。実際のフラガール一期生たちには、その話題性や人気から東京の芸能プロダクションから声がかかったそうです。それでも、彼女たちは誰一人としてまちをでていくことはなかったそうですよ。
そんな訳で、昨日は沢山涙を流し、と~ってもすっきりしたワタクシでございました★