作品集『樹の滴――染め、織り、着る』出版記念の会が昨日無事終了しました。
万障お繰り合わせてのご参会、本当にありがとうございました。
岐阜から、静岡から、群馬からもお越しいただき大変有難く思いました。
様々な立場や年齢の方の集まりでしたが、「美しい布」というテーマの中で時間を共有することができました。
和やかな皆様の表情や会話に私もホットしました。
私のスピーチは時間があっという間に来てしまい話の半分で急にまとめた感じになりうまく伝わったか心配ですが、、、^^;
ただ、作品解説の中にすでに伝えたいことの本意は込めて話してはいました。。。(*^_^*)
さて、紬塾を修了された方も来てくださったのですが、その中のお一人の着姿をご紹介させてもらいます。
私の半幅帯をピンクの色無地の着物に合わせて来てくださいました。
自分の絣の着物に合わせようと思って仕立てた半幅ですが、今回のホテルでのパーティーには手持ちの着物の中では染の着物に合わせたほうが良いと判断したそうです。
色のトーンも違いますし、反対色の組み合わせ、着物と帯の格など結構難しい取合せだったかもしれません。
でも思いきってワインレッドと白の帯締めを取り合わせ、お祝いの雰囲気、気持ちも込めたかったというコメントもいただきました。会の趣旨を汲んでくれた取合せで私はとても嬉しかったです!
着物を着るということの 色々な意味でのハードルの高さを自分なりに考え越えていこうとする姿勢が伝わってきました。
彼女の5年後、10年後を楽しみにしたいと思いました。
他にもみなさんそれぞれのお心尽くしの取合せをしてくださり私も刺激を受けたのですが、また次の機会にご紹介できればと思います。
まだ本番の個展まで途中の着尺と帯を織り上げなければなりません。工房アシスタントとスタッフでその仕事に集中していきます。
また個展の詳細はブログでお知らせします。