
今日は一日どんよりとした空、梅雨寒でした。
少し体調を崩してブログ更新も出来ませんでしたが、仕事に復帰して秋の展覧会向け着尺、帯の制作に励んでいます。
今朝、庭のねじばな(もじずり)を摘んで工房玄関入ってすぐの小さなニッチに飾ってみた。

小さな床の間スペースです。
ねじばなは毎年芝生の中からスック、スックと伸びてきて濃いピンクの花をつける。
梅雨の曇天の中でも小さいながら存在感をアピールしている。
モンシロチョウも蜜を吸いに来る。
ねじられた一つ一つの花を自分も螺旋に回りながら秩序正しく吸っていくのを昨日見て思わず笑った。(^^♪

額装は25年ほど前に伝統工芸展に出品した着物の織り付け部分で作ったものを合わせてみた。
こちらも絣の動きが花と少し似ている。
「セイロンの香り」と題した紅茶染めの地色。桜の黄茶、一位の紫、藍の縞を配して。

手のひらに収まるほどの小さな花器にもなるオブジェ(伊藤みちよ作)に活けてみた。
敷布は桜、シラカシなどで染めた帯の端布です。
小さきものたちになぐさめられる日々。