
大津市における
自動運転バス
が2022年度も実施されました。2021年度は大津市内無料周遊バスとして運行されましたが、今回は純粋に実証実験として運行されました。

2022年度は2021年度と同じなぎさ公園線のルートでの運行でしたが、停留所が絞られていて、2021年は停車していたピアザ淡海のバス停が設置されませんでした。運行は2022年12月10日~2023年2月28日ですが、2月4日までは運賃210円で、2月8日以降は無料というものでした。
今回はパンフレットも配布されており、意気込みを感じさせました。

今回の取り組みとして
ターゲットラインペイント
が設置されたことです。道路上にラインを塗り、バスに設置されたLiDARと呼ばれるセンサが反応することで走行ルートの逸脱を防止するというものです。写真の道路の中央に塗られたグレーの線がラインとなります。そのラインは琵琶湖ホテル~大津プリンスホテル間に引かれたのことです。尚、ターゲットラインは低コストかつ短期間での施工が可能なことが特徴だそうです。
因みにほかの自動運転バスで実験されている磁気マーカも設置されています。(2020年度から)

大津プリンスホテルに設置されたバス停ポールです。前回と同じものです。ダイヤは前回までは大津プリンスホテル側で時間調整及び休憩が行われるようになっていましたが、今回は大津駅側になりました。なので、大津駅の競艇輸送バスの乗り場で時間調整&休憩する姿が見られました。
因みに隣にあるシャトルバスの時刻表を眺めていたら、いつの間にか土休日のみあった近江バスへの委託が無くなり、全てホテルバスによる運行になってました・・・。


自動運転に使用されるバスは前半と後半で異なっており、前半は
ポンチョ
が使われました。F-9005で、ナンバーは滋賀200あ443でした。2021年度のF-9004と同じ車両のようですね。
しかし、2023年1月11日に琵琶湖ホテル構内での急加速による乗客転倒事故により、その日をもって運行が中断され、その後は知ることはありませんでした。尚、事故の状況は大津市が作成された第12回大津市自動運転実用化プロジェクト会議資料にまとめてあるので、そちらに譲ります。



後半は電気バスの
BYD J6型
が使われました。2021年度はK6でしたが、今回はJ6型とタイプが異なってました。F-9006でナンバーは滋賀200か1409でした。とはいえ、事故の影響で2月4日を最後に乗客を乗せての運行が中止されましたが、電気バスは事故を受けての対策を施した上で2月13日より試験運行が始まり、予定通り28日まで運行されたようです。ただ、乗客を乗せて運行することはありませんでした。

予備車はF-3042が充てられていました。大津のポンチョは2022年8月改正で運用を失っていましたが、F-3042だけ大津に残り、自動運転バスの予備車に抜擢されました。事故から2月4日までは連日運行されていましたね。
尚、F-3042は自動運転バスの運行終了後、現在も大津に置いたままです。

最後に琵琶湖ホテルを出発するF-3042を載せておきます。
大津市がまとめた報告資料には今後の取り組みは状況を見たうえで協議して決めると記載しているだけで、事故の影響の大きさが伺えました。私としてはまだまだ課題がありすぎるなと思ってます(イレギュラー発生時の対応、スピードの遅さなど)。
以上です。
自動運転バス
が2022年度も実施されました。2021年度は大津市内無料周遊バスとして運行されましたが、今回は純粋に実証実験として運行されました。

2022年度は2021年度と同じなぎさ公園線のルートでの運行でしたが、停留所が絞られていて、2021年は停車していたピアザ淡海のバス停が設置されませんでした。運行は2022年12月10日~2023年2月28日ですが、2月4日までは運賃210円で、2月8日以降は無料というものでした。
今回はパンフレットも配布されており、意気込みを感じさせました。

今回の取り組みとして
ターゲットラインペイント
が設置されたことです。道路上にラインを塗り、バスに設置されたLiDARと呼ばれるセンサが反応することで走行ルートの逸脱を防止するというものです。写真の道路の中央に塗られたグレーの線がラインとなります。そのラインは琵琶湖ホテル~大津プリンスホテル間に引かれたのことです。尚、ターゲットラインは低コストかつ短期間での施工が可能なことが特徴だそうです。
因みにほかの自動運転バスで実験されている磁気マーカも設置されています。(2020年度から)

大津プリンスホテルに設置されたバス停ポールです。前回と同じものです。ダイヤは前回までは大津プリンスホテル側で時間調整及び休憩が行われるようになっていましたが、今回は大津駅側になりました。なので、大津駅の競艇輸送バスの乗り場で時間調整&休憩する姿が見られました。
因みに隣にあるシャトルバスの時刻表を眺めていたら、いつの間にか土休日のみあった近江バスへの委託が無くなり、全てホテルバスによる運行になってました・・・。


自動運転に使用されるバスは前半と後半で異なっており、前半は
ポンチョ
が使われました。F-9005で、ナンバーは滋賀200あ443でした。2021年度のF-9004と同じ車両のようですね。
しかし、2023年1月11日に琵琶湖ホテル構内での急加速による乗客転倒事故により、その日をもって運行が中断され、その後は知ることはありませんでした。尚、事故の状況は大津市が作成された第12回大津市自動運転実用化プロジェクト会議資料にまとめてあるので、そちらに譲ります。



後半は電気バスの
BYD J6型
が使われました。2021年度はK6でしたが、今回はJ6型とタイプが異なってました。F-9006でナンバーは滋賀200か1409でした。とはいえ、事故の影響で2月4日を最後に乗客を乗せての運行が中止されましたが、電気バスは事故を受けての対策を施した上で2月13日より試験運行が始まり、予定通り28日まで運行されたようです。ただ、乗客を乗せて運行することはありませんでした。

予備車はF-3042が充てられていました。大津のポンチョは2022年8月改正で運用を失っていましたが、F-3042だけ大津に残り、自動運転バスの予備車に抜擢されました。事故から2月4日までは連日運行されていましたね。
尚、F-3042は自動運転バスの運行終了後、現在も大津に置いたままです。

最後に琵琶湖ホテルを出発するF-3042を載せておきます。
大津市がまとめた報告資料には今後の取り組みは状況を見たうえで協議して決めると記載しているだけで、事故の影響の大きさが伺えました。私としてはまだまだ課題がありすぎるなと思ってます(イレギュラー発生時の対応、スピードの遅さなど)。
以上です。