今年7月12日から9月27日にかけて大津駅~大津プリンスホテル間で
自動運転バス実証実験
が行われました。その様子をレポートします。
大津市ではこれまでポンチョを使用しての実証実験を行ってきたのですが、短期間かつモニタ募集形式でした。それに対し、今回は約2ヶ月半という長期間かつ路線バス形式で行われています。
今回使用されたのは
エルガミオ
です。今回の実証実験に合わせて京阪バスがレンタルしたもので、N-9003という社番と滋賀200か1350という営業ナンバーが付いていることがポイントです。これまでの実験はポンチョでしたが、今回は中型へ大型化しましたね。
そのエルガミオは2019年式の2DG-LR290J4ですが、EDSSは付いてませんでした。
車体には所々
センサー
が付いてました。センサーの技術向上が自動運転を可能にしているんですよね・・・。
車体にはいろんな業者の名前が・・・。国、地方自治体、研究所、バス事業者と様々な事業者の協力によって実証実験にこぎつけたわけなんですよね・・・。京阪バスは自動運転の導入に前向きのようですね(ネットで京阪バスの企画担当のコメントが載ってましたね)。
自動運転バス実証実験はかって運行していたなぎさ公園線のルートでほぼ1時間ヘッドの1日10往復運行されていました。とはいえ、ルートはなぎさ公園線と同じであるものの、停留所はなぎさ公園線当時より少しだけ絞っていました。ただ、各停留所は新設のJR大津駅北口以外は既存のバス停をそのまま使う感じでした。
自動運転バスの実証実験に合わせて新規に設けられた
JR大津駅北口
バス停です。中央大通り上にあり、江若交通の裁判所バス停のすぐ近くにあります。ここに新たにバス停を設けたのはバス停エリアへ入る実験が目的でしょうか・・・(他のバス停はみんな道路上ですからね・・・)。
大津駅バス停は湖岸方面で使われている2番乗り場が充てられましたが、案内にはシールできちんと対応していたことに驚きました。
エルガミオの車内には所々モニタが設置されており、自動運転の様子が分かりました。
自動運転バスに乗ってみての感想なんですが、正直言ってかなり進んでいるなという印象でした。琵琶湖ホテルや踏切など複雑なルートでもきちんと対応できていたことも驚きでした。ただ、技術的にはまだまだという印象も持ちました。所々で慎重になりすぎて遅れが恒常化していたり、イレギュラー時に手動対応したり、2回ほど物とぶつかってセンサに傷がついて運用離脱したりと色々ありました。
ただ、ある程度進んでいるので、支障物や車がほぼ無いBRTなら使えるのかも・・・と思ったりします。
なぎさ公園線は期間中毎日運行なので、エルガミオが使えない時の代車として
E-3142
が用意されました。E-3142は元山科で、F-3048の投入に伴い、大津に転入してきたものです。ただ、E-3142はカード対応運賃箱やカードリーダーが取り付けられておらず、実証実験の専用車という感じでした。そのE-3142は大津にとって初めてとなるリエッセとなるのですが、2004年式と古参なので、実証実験終了後はお役御免でしょうね・・・。
E-3142の車体には自動運転バスではありませんというステッカが付いていました。確か、2回目の離脱時にはリエッセに多数の乗客が乗っていて驚きました。多分、自動運転バスに乗ろうとしてまさかの代車・・・という感じでしょうか。
E-3142が代走しているときは各バス停に一般車両で運行していますという注意書きが貼られていました。
大津プリンスホテルで休憩中のE-3142です。なぎさ公園線の廃止以来久しぶりの京阪バスの登場でした。車両は違いますが・・・。
最後に実証実験開始前の試運転シーンをアップします。外装が少し違いますね・・・。
自動運転バスに乗って技術の進歩に驚かされたとともにまだまだだなという印象も持ちました。でも、さらなる進歩を期待しております。ただ、なぎさ公園線が復活したのはいいんだけど、自動運転バス目当て以外の乗客は相変わらずいませんでした。なぎさ公園線はやっぱ厳しかったんですね・・・。
以上です。
自動運転バス実証実験
が行われました。その様子をレポートします。
大津市ではこれまでポンチョを使用しての実証実験を行ってきたのですが、短期間かつモニタ募集形式でした。それに対し、今回は約2ヶ月半という長期間かつ路線バス形式で行われています。
今回使用されたのは
エルガミオ
です。今回の実証実験に合わせて京阪バスがレンタルしたもので、N-9003という社番と滋賀200か1350という営業ナンバーが付いていることがポイントです。これまでの実験はポンチョでしたが、今回は中型へ大型化しましたね。
そのエルガミオは2019年式の2DG-LR290J4ですが、EDSSは付いてませんでした。
車体には所々
センサー
が付いてました。センサーの技術向上が自動運転を可能にしているんですよね・・・。
車体にはいろんな業者の名前が・・・。国、地方自治体、研究所、バス事業者と様々な事業者の協力によって実証実験にこぎつけたわけなんですよね・・・。京阪バスは自動運転の導入に前向きのようですね(ネットで京阪バスの企画担当のコメントが載ってましたね)。
自動運転バス実証実験はかって運行していたなぎさ公園線のルートでほぼ1時間ヘッドの1日10往復運行されていました。とはいえ、ルートはなぎさ公園線と同じであるものの、停留所はなぎさ公園線当時より少しだけ絞っていました。ただ、各停留所は新設のJR大津駅北口以外は既存のバス停をそのまま使う感じでした。
自動運転バスの実証実験に合わせて新規に設けられた
JR大津駅北口
バス停です。中央大通り上にあり、江若交通の裁判所バス停のすぐ近くにあります。ここに新たにバス停を設けたのはバス停エリアへ入る実験が目的でしょうか・・・(他のバス停はみんな道路上ですからね・・・)。
大津駅バス停は湖岸方面で使われている2番乗り場が充てられましたが、案内にはシールできちんと対応していたことに驚きました。
エルガミオの車内には所々モニタが設置されており、自動運転の様子が分かりました。
自動運転バスに乗ってみての感想なんですが、正直言ってかなり進んでいるなという印象でした。琵琶湖ホテルや踏切など複雑なルートでもきちんと対応できていたことも驚きでした。ただ、技術的にはまだまだという印象も持ちました。所々で慎重になりすぎて遅れが恒常化していたり、イレギュラー時に手動対応したり、2回ほど物とぶつかってセンサに傷がついて運用離脱したりと色々ありました。
ただ、ある程度進んでいるので、支障物や車がほぼ無いBRTなら使えるのかも・・・と思ったりします。
なぎさ公園線は期間中毎日運行なので、エルガミオが使えない時の代車として
E-3142
が用意されました。E-3142は元山科で、F-3048の投入に伴い、大津に転入してきたものです。ただ、E-3142はカード対応運賃箱やカードリーダーが取り付けられておらず、実証実験の専用車という感じでした。そのE-3142は大津にとって初めてとなるリエッセとなるのですが、2004年式と古参なので、実証実験終了後はお役御免でしょうね・・・。
E-3142の車体には自動運転バスではありませんというステッカが付いていました。確か、2回目の離脱時にはリエッセに多数の乗客が乗っていて驚きました。多分、自動運転バスに乗ろうとしてまさかの代車・・・という感じでしょうか。
E-3142が代走しているときは各バス停に一般車両で運行していますという注意書きが貼られていました。
大津プリンスホテルで休憩中のE-3142です。なぎさ公園線の廃止以来久しぶりの京阪バスの登場でした。車両は違いますが・・・。
最後に実証実験開始前の試運転シーンをアップします。外装が少し違いますね・・・。
自動運転バスに乗って技術の進歩に驚かされたとともにまだまだだなという印象も持ちました。でも、さらなる進歩を期待しております。ただ、なぎさ公園線が復活したのはいいんだけど、自動運転バス目当て以外の乗客は相変わらずいませんでした。なぎさ公園線はやっぱ厳しかったんですね・・・。
以上です。