斬剣次郎の鉄道・バス斬り2

管理人が撮影した鉄道・バスの写真をUPします。

大阪市交通局乗り継ぎの旅

2018-03-11 21:12:03 | バス
 3月末で大阪市交通局は営業終了し、地下鉄は大阪市高速電気軌道、バスは大阪シティバスへ移管される予定となっています。そこで、事業終了を前に
 エンジョイエコカード
 を利用して大阪市交通局をいろいろまわってきましたのでレポートします。
 そこで、大阪市交通局を巡るにあたって、以下の2点のミッションを立てて、行動しました。
 ・大阪市営バスの全営業所を巡る
 ・地下鉄の全路線で少なくとも1区間は乗る


 スタートは
 新大阪駅北口
 としました。かっこをつけて大阪駅にしてもよかったのですが・・・。新大阪駅北口バス停は御堂筋線新大阪駅のすぐ近くにあり、乗り入れてくるのは39号系統だけです。


 第1ランナー 市営バス39号系統 新大阪駅北口6:30→中津北六丁目6:48
 56-0786(三菱ふそうPA-MK27FH 酉島)
 39号系統は野田阪神から十三を経由して新大阪駅北口を結ぶ系統で、基本的に1時間に1本運行という地味な路線です。
 早朝の野田阪神行きの初便ということもあり、貸切状態で出発したのですが、2つめのセンイシティー南で早くも乗客が乗ってきて、次々と乗り込んでいきます。三国本町から国道176号線に入り、阪急線と並行しながら南下していきます。その途中で北方貨物線を跨いだのですが、網干総合車両所宮原支所が見えるかなと思ったら、少ししか見えませんでした・・・。十三を過ぎて、淀川を渡るとすぐに中津六丁目バス停に到着し、ここで下車します。




 中津六丁目バス停からすぐのところに
 中津営業所
 があります。中津営業所は主に大阪駅発着路線を受け持つ営業所です。営業所は地上と高架の2層になっていることがポイントですが、出入りは高架側で行い、事務所の出入りも2階がメインという珍しい構造をしています。営業所簡単にのぞいたら、給油設備は2階にあるものの、工場や洗車設備は1階にあるようです。中津営業所最寄りの中津六丁目行きは無く、逆に中津六丁目始発が41A号系統大阪駅行きとして設定されているようです。


 第2ランナー 市営バス92号系統 中津六丁目7:02→大阪駅7:06
 39-1314(日野PDG-KR234J2 中津)
 中津六丁目から大阪駅へのバスは結構多数運行されているので、とりあえず来たバスに乗ります。結局、92号系統でしたが・・・。済生会病院前バス停を過ぎて、高架から降りると、もう大阪駅でした。バスはヨドバシ前の交差点を右に曲がり、高速バスターミナルの中に入ってここで降車扱いになりました。


 第3ランナー 市営バス37号系統 大阪駅7:23→井高野車庫8:07
 36-0772(日野PJ-KV234J1 井高野)
 大阪駅からは37号系統で井高野車庫へ向かいます。37号系統は大阪駅から東淀川区へ向かう路線ですが、東淀川区が交通空白地帯であるのと地下鉄今橋筋線が大阪駅へ向かうにはやや不便であることから結構な本数が運行されています。
 大阪駅を出発し、扇町までいったん西へ進み、ここから天神橋筋に入り、北上していきます。天神橋六丁目でそれなりの乗客が乗ってきて、長柄橋で淀川を渡ると、淀川に並行する府道14号線を通ります。ただ、府道を通るのかと思ったら、府道に並行する生活道路を通っていました。ただ、生活道路上にある柴島バス停は井高野車庫方面しか置かれていなかったので、大阪駅方面はどうやら府道上にあるようです。そして、東淡路一丁目を過ぎて城東貨物線の下をくぐります。おおさか東線延長工事はだいぶ完了していて、すぐにでも列車が来そうな状態でした。そして、上新庄駅で北口で乗客が大きく入れ替わりました。地下鉄瑞光四丁目から2車線の生活道路に入り、井高野の団地の中を走ると、終点の井高野車庫に到着しました。 




 井高野営業所
 は主に東淀川区を走る路線を受け持っており、営業所も団地の中にある営業所という感じでした。そのため、車庫のバス停も立派な待合室があり、バスが来るたびに乗客が集まってくるような感じでした。バス停は営業所敷地の中にありました。
 井高野営業所は他の委託営業所とは異なり、南海バスへ委託していますが、民営化後はどうなるんでしょうね・・・。民営バスが民営バスへ更に委託する例はあるので、果たして・・・。


 第4ランナー 市営バス50号系統 井高野車庫8:16→北江口住宅前8:19
 37-0984(日野PJ-KV234J1 井高野)
 井高野車庫からは50号系統に乗ります。50号系統は井高野車庫~上新庄駅を結ぶ系統で37号系統の区間便のようなものですが、元々は37号系統だったみたいですが、50号系統へ変わったみたいですね。上新庄駅までほぼ37号系統と並行しているにもかかわらず、本数がそこそこ確保されているということは上新庄駅~井高野車庫間の需要が大きいことを示していますね・・・(実際にも37号系統に乗った時、上新庄駅からそれなりの乗車がありましたし)。


 北江口住宅前で下車した後に撮影したものですが、団地の中にある感じでした。


 北江口住宅前から徒歩で1分もしないうちに地下鉄井高野駅があります。地下鉄井高野駅バス停があるものの、27号系統しか通りません。しかし、北江口住宅前バス停から1分もしない距離にあるので、北江口住宅前バス停から地下鉄へ乗り継ぐ乗客がいました。
 井高野駅を訪れるのは開業直後の2007年1月以来実に11年ぶりです。


 第5ランナー 地下鉄55 井高野8:30→太子橋今市8:36
 8501
 井高野から地下鉄で太子橋今市へ向かいます。今回の乗り継ぎはオールバスがミッションではないので、地下鉄に乗るときは地下鉄に乗ります。今里筋線に乗るのは開業直後と数年前?に次いで3度目ですが、位置の悪さ?からあまり乗っていないのに気づきました・・・(笑)井高野の次の瑞光四丁目で一気に乗り込んで座席がほぼ埋まりました。井高野地区と瑞光地区は地下鉄が出来るまでは交通空白地帯でしたから、ポテンシャルはあったのでしょうね・・・。太子橋今市で下車します。


 第6ランナー 市営バス34号系統 地下鉄太子橋今市8:43→守口車庫8:45
 40-1462(日野BJG-HU9JLFP 井高野)
 地下鉄太子橋今市から34号系統で守口車庫へ向かいます。1区間だけですけど・・・。




 守口営業所
 は主に大阪市北東部方面の路線を受け持つ営業所ですが、営業所そのものは大阪市ではなく、守口市にあることがポイントです。そのため、ナンバーもなにわナンバーではなく大阪ナンバーとなっています。34号系統を筆頭に多数の便が発着していることもあり、ひっきりなしとバスがやってきます。国道1号線に面しているせいなのか、降車場は道路上ではなく車庫の敷地内に島を設けて降車扱いを行っていることがポイントですね・・・。


 第7ランナー 市営バス34号系統 守口車庫8:53→大阪駅前9:23
 59-1288(三菱ふそうPDG-AA273KAN 守口)
 守口車庫から34号系統で大阪駅へ向かいます。34号系統といえば大阪市交通局で断トツのドル箱路線、ということでその雰囲気を感じてきます。やってきたのは守口所属のエアロスター-Sでした。元東成のやつですね・・・。
 守口車庫を出発し、次の太子橋今市からはやくも乗客が乗ってきました。でも、本番は次の今市からです。今市からは国道1号線と別れ、城北公園通を通るのですが、そこには近くに地下鉄が通っておらず、交通空白地帯になるので、その住民たちがバスに乗ってきて、乗客が多くなるという感じですね・・・。赤川三丁目バス停付近で城東貨物線と交差します。赤川鉄橋が歩道橋と共用していた頃に撮影に行ったのですが、撮影に行く際にこのバス停を利用していました。何せ、鉄橋の最寄りバス停がここですからね・・・。毛馬橋を過ぎると、34号系統の単独区間に入るのですが、それでも各停留所にまとまった数の乗客が待っていて、さすがにドル箱路線だなと感じさせました。すれ違うバスの数も半端ない・・・。そしたら、4分前に出たはずの1本前のバスが見えてきました・・・。本数が多くなるとたまに団子運転になるときあるんですね・・・。豊崎神社前バス停で西日本JRバスの車庫の横を横切り、地下鉄中津で多くの乗客が下車していきました。中津駅は御堂筋線の駅なので、なんば方面へ向かう乗客は大阪駅で降りるよりここで降りた方が早いのでしょうね・・・。済生会病院前を経て大阪駅前に到着しました。大阪駅前ではJRの高架下で降車扱いを行っていました。


 第8ランナー 市営バス59号系統 大阪駅前9:30→北港ヨットハーバー10:21
 16-0765(いすゞPJ-LV234N1 酉島)
 大阪駅から59号系統で北港ヨットハーバーへ向かいます。59号系統は大阪駅から福島区および此花区を結ぶ路線です。酉島にとって主幹線にあたる路線でしょうか・・・。やってきた車両はポートタウンシャトルバス用として投入されたN尺のエルガノンステでした。N尺であるだけでなく、座席配置も郊外型でシートベルトも付いていました・・・。ポートタウンシャトル無き今は他の路線で使われているみたいですね・・・。
 大阪駅前を出発し、いったん北口へまわり、大阪高速バスターミナル周辺をぐるっと回り、西へ向かいます。そのためなのか、次の福島六丁目まで結構の距離がありました・・・。海老江から国道2号線に入り、野田阪神から北港通を通り、野田六丁目から大阪環状線と並行する道路に入ったりと結構複雑な経路を通っていきます。そして、西九条で多数の乗車がありました。西九条からは交通空白地帯を走るので、乗客が多くなってきたのでしょうね・・・。これらの酉島車庫、酉島住宅前などでどんどん下車していきました。59号系統は酉島地区の生活路線という雰囲気が感じられました。酉島を過ぎると、住宅が消え、工場や流通拠点が並ぶ工業団地の中に入っていきます。その工業団地の中をぐるっと回って終点の北港ヨットハーバーに到着しました。


 北港ヨットハーバーバス停です。いかにも工業団地の中にあるバス停という感じでした。バス停の名称にもなっている北港ヨットハーバー(現在は大阪北港マリーナ)は少し歩いた先にあるみたいですが・・・。
 私が乗ってきた16-0765は回送表示に切り替わってバス停から去っていきました・・・。これから乗る大阪駅行きは約10分後に来るのですが・・・。



 16-0765が回送で去ってすぐに北港ヨットハーバー行きの表示を出した57-1036がやってきました。北港ヨットハーバー行きのバスは私が乗った便の次の便は約45分後のはず・・・。と思ったら、酉島車庫始発の便だったんですね・・・。ていうか、酉島車庫~北港ヨットハーバー間の出入庫便の存在は初めて知りました。


 第9ランナー 市営バス59号系統 北港ヨットハーバー10:32→酉島車庫10:42
 57-1036(三菱ふそうPJ-MP37JK改 酉島)
 北港ヨットハーバーから酉島車庫へ向かいます。常吉地区はほぼ貸切でしたが、酉島からどんどん乗客が乗ってきました。このまま酉島車庫に到着しました。




 酉島営業所
 は主に大阪市北西部方面の路線を受け持つ営業所です。しかし、驚いたのは建物のデザインです。建物自体のデザインが営業所の施設というより商業施設のように見えました・・・。どうやら事務所と工場が一体になっているようですね・・・。酉島営業所は春日出から移転する形で1994年に開設したそうなので、当時の考えを反映したのでしょうね・・・。


 第10ランナー 市営バス56号系統 酉島車庫11:00→地下鉄玉川11:23
 77-1099(日デPDG-RA273KAN 酉島)
 酉島車庫から56号系統で地下鉄玉川へ向かいます。56号系統は59号系統と同じく大阪駅から福島区および此花区を結ぶ路線ですが、途中の経路が異なっています。酉島車庫を出発し、北港大橋を渡り、島屋から北港通を通ります。島屋バス停の辺りがかって春日出営業所があったとこだそうで・・・。北港通を進むにつれて乗客がどんどん乗ってきて、西九条に近づく頃は立ち客でいっぱいでした。それほど乗っていたんですね・・・。西九条から大阪環状線と並行し、地下鉄玉川に到着しました。


 第11ランナー 地下鉄千日前線119 玉川11:31→なんば11:39
 25615
 玉川からなんばまで地下鉄千日前線で移動します。4両編成とはいえ、結構乗っているのに驚きました・・・。


 第12ランナー 市営バス60号系統 なんば11:45→境川12:01
 62-1671(三菱ふそうLKG-MP37FK 酉島)
 なんばから60号系統に乗ります。60号系統はなんばから地下鉄中央線沿線の天保山へ向かう路線で、大正周辺以外地下鉄と並行していながら乗客の多い路線でもありますね・・・。なんばを出発し、千日前通を走ります。この辺りは地下鉄と完全並行しているのですが、乗客は結構乗っていましたし、バスも頻繁にすれ違っていました。なんばへ乗り換えなしで行きたい乗客が多いということですね・・・。大正橋を過ぎて大阪環状線と並行し、境川に到着し、ここで下車します。



 なぜ境川で降りたのかというと、境川バス停の近くに
 大阪市交通局の本局
 があるからです。本局は京セラドーム大阪のそばにありました。立派な高層ビルで驚きました・・・。事業終了後は大阪市高速電気軌道と大阪シティバスの本社として使われるのでしょうね・・・(現時点の登記上の本社は本局にあるみたいですし)。
 尚、この近くにかって九条営業所があり、第一回のスルッとKANSAIバスまつりの会場にもなりました。今は商業施設になってるはずだと思います。


 第13ランナー 市営バス88号系統 境川12:14→地下鉄大阪港12:33
 18-1137(いすゞPDG-LV234L2改 酉島)
 境川からは88号系統で地下鉄大阪港へ向かいます。88号系統は大阪駅から天保山へ向かう路線です。車内に入ると、結構乗っていました・・・。港区へは地下鉄中央線などに乗れば行くことが出来、しかもバスとは完全に並行しているのですが、大阪となんばからでは乗り換えが必要なので、乗り換えを嫌がる人が結構いるようで、バスを利用する客が結構いるみたいですね・・・。まぁ、天保山とか海遊館とかは大阪港駅から少し歩きますしね。
 境川からはみなと通をまっすぐ通るだけなのですが、各停留所での乗降が結構多く、ほぼ各駅停車状態でした。港晴バス停付近で消防車などが結構集まっていて、どうしたのかと思ったら、火事があったようです。少し前まで地下鉄中央線が止まったのもこれが原因のようです。地下鉄大阪港で下車します。この時は約7分の遅れでした。


 第14ランナー 市営バス72号系統 地下鉄大阪港12:44→鶴町四丁目12:54
 78-1124(日デPDG-RA273KAN 鶴町)
 地下鉄大阪港からは72号系統で鶴町四へ向かいます。72号系統はなみはや大橋経由で天保山と鶴町四を結ぶ系統ですが、かっては大正地区のドーム前千代崎まで結んでいました。鶴町四に変更になってから短距離路線になり、かつ鶴町車の天保山への出入庫系統のようなものになっているようです。
 地下鉄大阪港を出て築港一丁目からなみはや大橋に通じる府道5号線に入ります。そんな時、築港一丁目バス停の近くの神社に大相撲で見られる幟が立っているのが見えました。後ほど調べてみたところ、ここに西岩部屋が宿舎を構えているのだとか・・・。しかも、その近くには横綱稀勢の里が所属する田子ノ浦部屋も宿舎を構えているのだとか・・・。春場所近いもんね。そして、なみはや大橋を渡ります。なみはや大橋は大型船が通りやすいように橋桁をかなり高くしていることがポイントなので、勾配がすごい急になっています。それでもバスは淡々と登っていき、登りきるとジェットコースタのように急降下していきます。なみはや大橋を渡ると、IKEAが見えますが、この辺りに鶴浜バス停があり、かってはここを経由するためにかなり複雑な経路をたどっていたのですが、今はバス停そのものが廃止になったので無視です。鶴町南公園で1名が乗車してきました。終点近いのに乗ってくるとは驚きです・・・。このまま鶴町四に到着しました。



 鶴町営業所
 は主に大正区発着の路線を受け持つ営業所です。事務所も酉島ほどではないものの、立派ですね・・・。でも、酉島とは異なり、鶴町四発着の本数が結構多いため、バスの出入りもかなり激しいという印象でした。それでも、うまくこなしているのもすごいですね・・・。


 第15ランナー 市営バス71号系統 鶴町四丁目13:06→大運橋通13:13
 15-0644(いすゞKL-LV280L1改 鶴町)
 鶴町四から71号系統に乗ります。71号系統はなんばから大正区を結ぶ路線で、大正区発着路線の中でトップで本数が多く、黒字路線でもあるそうですね・・・。鶴町四出発時点ですでに10人近くの乗車があるのもうなずけます。鶴町四から約7分の大運橋通で下車します。


 第16ランナー 市営バス76号系統 大運橋通13:13→地下鉄住之江公園13:39
 39-1340(日野PDG-KV234L2 住之江)
 大運橋通から76号系統で地下鉄住之江公園へ向かいます。76号系統は住之江区から千本松大橋を経由して大正区を結ぶ路線ですが、大正区と住之江区を結ぶ唯一の路線でもあります。本数はデータイムで1時間に1~2本しかないのですが、それでもそれなり乗っていたのに驚きました。
 大運橋通から府道5号線に入ると、いきなり千本松大橋を渡ります。千本松大橋はループ橋であることがポイントで、めがね橋とも呼ばれているようです。大型船が通りやすいように橋を高くしていることはなみはや大橋と同じですが、なみはや大橋は急勾配で対応しているに対し、千本松大橋はループで対応していますね・・・。ループ部分を走っている間に76号系統のドーム前千代崎行きのバスとすれ違いました・・・。橋を渡り切った南津守バス停からは新なにわ筋を南下していくだけです。この間の各停留所で下車が多くみられました。住之江区から大正区への流動が意外と大きいことを感じさせました。そして、終点の地下鉄住之江公園に到着しました。




 住之江営業所
 は主に住之江区発着や出戸BT発着の路線を受け持つ営業所です。いわば大阪市南部の要といってもいいでしょうか・・・。営業所自体は地下鉄住之江公園に隣接しているのですが、営業所が地下鉄駅に隣接しているのは意外と住之江だけなんですよね・・・。事務所施設はどちらかというと、酉島と似ていて、事務所と工場が一体になっていました。というか、レイアウトも酉島と似ていますね。でも、デザインは異なっています。


 第17ランナー 市営バス15号系統 地下鉄住之江公園14:01→南港南六丁目14:46
 20-1438(いすゞPDG-LV234L2 住之江)
 地下鉄住之江公園から15号系統で南港南六丁目へ向かいます。15号系統は地下鉄住之江公園から住之江区内を半周してフェリーターミナルを経て南港南六丁目へ向かう路線です。元々別々の系統を組み合わせて1つの系統としたため、区間によって乗客の流動や車窓が大きく異なっていることがポイントです。やってきたバスは何とゼブラバスでした・・・。何度も撮影しているのですが、乗るのは意外と初めてでした。
 地下鉄住之江公園を出発し、住之江区役所を経て浜口バス停から国道26号線に入り、北へ進路を変えます。その後、地下鉄玉出で南港通に入り、進路も西へ変えます。地下鉄住之江公園からコ字のルートで走ってることになります。そして、地下鉄北加賀屋と北加賀屋で乗客がどんどん降りていきます。なるほど、住之江区役所周辺から玉出や北加賀屋へのアクセスを担っているんですね・・・。北加賀屋を過ぎると、地下鉄の緑木検車区の敷地が見えてきました。車両は見えなかったのですが、結構広大な敷地なんだなと感じました。橋を渡って平林北地区に入ると、残った乗客も降りて車内はわずかになってきました。なるほど、区間によって乗客流動が大きく異なるのもうなずけますね・・・。平林大橋を渡ると、フェリーターミナル駅前に到着し、ここからは平林北地区までの光景とは大きく変わり、流通拠点があつまるエリアの中を走るようになります。かもめ大橋を渡って、これが一層強くなってきました。そんな中で終点の南港南六丁目に到着しました。



 南港南六丁目バス停です。道路の行き止まりのところにバス停がある感じで、車が回転できるように道路がループ状になっていました。バス停のすぐのところに釣り園があるようですが、営業していないようでした。それ以外は流通拠点があるだけで何もないとこという感じでした・・・。


 第18ランナー 市営バス15号系統 南港南六丁目14:53→フェリーターミナル駅前15:03
 20-1438(いすゞPDG-LV234L2 住之江)
 折り返し便にそのまま乗ります。誰も乗ってこないと思いや、次の食品ふ頭前で数名が乗り込んできたのに驚きました・・・。折り返しはフェリーターミナル駅前で降ります。


 フェリーターミナル駅前バス停です。駅前の道路上にバス停がありますが、かってはバス停隣の駐車場の場所に南港バスターミナルがあったのですが、廃止されてしまいました。昔は複数の路線が来ていたみたいですが、今は15号系統だけですし・・・。


 第19ランナー 南港ポートタウン線201 フェリーターミナル15:06→住之江公園15:15
 205-02
 フェリーターミナルから南港ポートタウン線に乗ります。南港ポートタウン線に乗るのはずいぶん久しぶりなのですが、2016年に運行を開始した新型車両の200系が来ました。200系に乗るの初めてなんですよ・・・。明るい車内に驚きいっぱいでした。
 前面展望していたのですが、眺めは相変わらずGOODでした。ただ、すれ違う列車はみんな200系でした。気づけば半数以上が置き換わっているみたいで・・・。


 第20ランナー 市営バス4号系統 地下鉄住之江公園15:24→千躰15:39
 21-1579(いすゞLKG-LV234L3 住之江)
 地下鉄住之江公園に戻って、ここから5号系統で東へ向かいます。4号系統は地下鉄住之江公園から出戸BTを結ぶ路線で、大阪市南部の東西を貫いています。でも、今の地下鉄住之江公園~出戸BTになったのは最近で、かっては出戸BT~浅香間の運行でした。地下鉄住之江公園から出戸BTへ行くには地下鉄長居周辺で4号系統と24号系統を乗り継ぐ必要があり、以前に地下鉄住之江公園から出戸BTへ向かった時に乗り継いだ記憶があります。
 地下鉄住之江公園を出発し、長居公園通を東へ向かいます。安立一丁目バス停付近の阪堺線の踏切で阪堺線の列車を待ち、更に千躰バス停付近の踏切で南海電車を待ちました。特に南海の踏切では道路より線路のほうが少し高い位置にあったため、踏切周辺が山のようになっていました・・・。千躰で下車です。


 次の便に乗り継ぐべく千躰(北)バス停へ行くと、バス停ポールの上の部分が大阪市交通局仕様ではなく、大阪シティバス仕様の青色になっていました。事業譲渡を前に変更が進んでいるようですね・・・。


 第21ランナー 市営バス24号系統 千躰15:42→住吉車庫15:44
 20-1470(いすゞPDG-LV234L2 住吉)
 千躰から住吉車庫へ向かいます。千躰から住吉車庫へ向かう系統は複数あるのですが、来たのは24号系統でした。24号系統は住吉車庫から南長居へ向かう路線ですが、かっては地下鉄住之江公園発着で、路線再編で住吉車庫発着になったものです。24号系統が住吉車庫発着になった代わりに4号系統が地下鉄住之江公園へ行くようになった感じですね・・・。
 千躰からあべの筋を北へ走って2停留所目が住吉車庫でした。



 住吉営業所
 は主にあべの橋発着や大阪市南部の路線を受け持つ営業所です。あべの筋に面していて施設はそんなに大きくはありませんが、いかにも昔からある営業所という感じでした。敷地内に島式のバス乗り場が設けられていることもポイントです。主に住吉車庫発着の路線が使用していますが、道路上にもバス乗り場があり、住吉車庫発着便は構内乗り場と道路乗り場の2回停車することもポイントです。「大阪市交通局住吉営業所」と掲げた看板を探したのですが、見つからず・・・。移管を前に一時撤去したのでしょうね・・・。
 これで、大阪市営バスの全営業所を訪れたことになり、ミッションの1つは完了しました。ミッションの1つは終わったけど、市営バスで気になるとこがまだあるので、引き続きバス乗り継ぎは続きます。


 第22ランナー 市営バス67号系統 住吉車庫16:08→あべの橋16:25
 62-1639(三菱ふそうLKG-MP37FK 住吉)
 住吉車庫からは67号系統であべの橋へ向かいます。67号系統は住吉車庫~あべの橋を結ぶ系統で、あべの橋発着路線の住吉車庫への出入庫系統にあたります。本数も結構あり、あべの橋~住吉車庫間は62・63・64・65号系統などと合わせて高頻度でバスが走っているような感じです。
 住吉車庫を出発し、あとはあべの筋を北上していくだけです。松虫バス停を過ぎると、阪堺線が合流し、併用軌道の区間に入ります。バスは阪堺の天王寺駅前行きを追うように走り、天王寺駅前電停の近くにある降車場に到着しました。尚、乗車したバスは操車場へ回送したのち6号系統として折り返していました。


 あべの橋です。すごい賑わいですね・・・。


 第23ランナー 市営バス1号系統 あべの橋16:37→出戸BT17:08
 19-1420(いすゞPDG-LV234L2 住吉)
 あべの橋からは1号系統で出戸BTへ向かいます。大阪市交通局の1号系統はあべの橋から出戸BTを結ぶ路線です。あべの橋~出戸BT間の路線に1号系統を付けたのは大阪市営バスの始まりがあべの橋~平野駅であったことから来ているようです。1桁台の系統の多くはあべの橋と出戸BT周辺に集まっています。
 あべの橋出発時点で立ち客がでるほど結構乗っていたのに驚きました・・・。あべの橋を出発すると、関西本線と並行する国道25号線を走ります。東部市場前駅に近い杭全バス停を過ぎると、百済貨物駅が見えるはずなのですが、建物にさえぎられて少ししか見えませんでした・・・。平野駅に近い平野馬場二丁目バス停からJR線と離れるようになります。平野宮町二丁目を過ぎると、国道から離れ、生活道路の中を走るようになり、乗客もどんどん降りていくようになりました。終点に近づくときはすでに数えられるほどになっていました・・・。そんな中で終点の出戸BTに到着しました。


 出戸BTは地下鉄出戸駅に隣接して設けられたバスターミナルで、地下鉄住之江公園と並んで大阪市交通局で最南端のバスターミナルですね・・・。ここから大阪市南東部方面の路線が出ています。
 長吉営業所があったころは長吉営業所の重要な操車場として機能していて、多くのバスが留置されている光景を見ることが出来たし、CNGステーションもありました。今は長吉営業所もなくなり、バスは来てすぐに出ていく感じになってしまい、待機場は寂しくなっていました・・・。


 第24ランナー 市営バス33号系統 出戸BT17:46→出戸BT18:10
 42-1693(日野SDG-HX9JLBE 住之江)
 出戸BTから33号系統に乗ります。33号系統は出戸BTから平野区長吉長原・長吉川辺地区を結ぶ路線で、出戸BRから出るローカル線の1つです。かっては3A・3B号系統でしたが、統合で33号系統になったようです。車両はポンチョでした。ここにきてポンチョとは・・・。
 出戸BTで3名ほど乗せて出発すると、前ランナーでも通った府道186号線を南下し、長吉長原地区に入ります。住宅が密着していて、いかにも生活道路的な雰囲気がありました。長吉高校前を過ぎると、明治橋で大和川を渡り、府道179号線を東へ向かい、すぐにある交差点でUターンしました。何でUターンしたのかと思ったら、次の長吉川辺四丁目バス停のある道路へ入るのに道路の構造の関係でUターンする必要があったようです・・・。そして、長吉川辺四丁目を過ぎると、恵我小学校前バス停に着きます。ここ周辺が松原市にあたります。恵我小学校前を過ぎると、Uターンした交差点で右に曲がり、新明治橋で大阪市に戻り、長吉川辺二丁目、長吉川辺一丁目を経て府道186号線に戻り、そのまま出戸BTに戻りました。
 外が暗くなったので、バス乗り継ぎはここまでで、ここからは地下鉄に本腰を入れます・・・。


 第25ランナー 地下鉄谷町線224 出戸18:18→谷町九丁目18:36
 22903
 出戸から谷町線で千日前線との接続駅の谷町九丁目まで乗ります。これで谷町線に乗車するというミッションを達成。


 第26ランナー 地下鉄千日前線213 谷町九丁目18:44→南巽18:57
 25615
 第27ランナー 地下鉄千日前線226 南巽19:00→今里19:07
 25915
 谷町九丁目から千日前線で南巽へ向かいます。千日前線は今里以東が未乗車区間だったので、これを乗りつぶすためです。今里から未乗車区間に入り、7分であっという間に到着しました。南巽は千日前線で最後に開業した区間なので、最初に開業した区間と比べてホームが明るいという印象を持ちました。折り返しは今里までの乗車です。


 第28ランナー 地下鉄今里筋線212 今里19:13→緑橋19:15
 8115
 今里での千日前線と今里筋線の乗り換えは過去に1回やったことがあり、その時も思ったんですが、乗り換え通路が長いんですよね・・・。仕方ないといえば仕方ないのですが・・・。


 第29ランナー 地下鉄中央線234 緑橋19:21→森ノ宮19:23
 7104
 中央線で森ノ宮へ向かいます。午前中には沿線火災で運行見合わせかつダイヤ乱れがあったのですが、夜には乱れもなくなっていました・・・。交通局車を期待していたのですが、来たのは近鉄車でした・・・。これで中央線に乗車するというミッションを達成。


 第30ランナー 地下鉄長堀鶴見緑地線631 森ノ宮19:31→心斎橋19:39
 7104
 長堀鶴見緑地線で心斎橋へ向かいます。来た車両は当然70系でしたが、乗車車両が何と前ランナーと同じ車両番号でした。事業者が違うとはいえ、同じ番号に当たるとはびっくり・・・。これで長堀鶴見緑地線に乗車するというミッションを達成。


 第31ランナー 地下鉄四ツ橋線287 四ツ橋19:42→大国町19:45
 23620
 四ツ橋線で大国町へ向かいます。心斎橋と四ツ橋は駅名が違うものの、乗換駅として指定しており、改札口を出ることなく乗り換えられます。ただ、少し距離があるようで、乗り換え通路に歩くエレベータがあり、これを通りました。そのおかげで今里のような距離感を感じることなく乗り換えることが出来ました。これで四ツ橋線に乗車するというミッションを達成。


 第32ランナー 地下鉄御堂筋線455 大国町19:47→動物園前19:49
 31905
 御堂筋線で動物園前へ向かいます。大国町は御堂筋線と四ツ橋線の乗換駅ですが、同一ホームで乗り換えられるので楽です。まぁ、四つ橋線は御堂筋線の支線として開業した経緯ありますからね・・・。
 来た車両は新型車両の30000系でした。これで御堂筋線に乗車するというミッションを達成。


 第33ランナー 地下鉄堺筋線294 動物園前19:59→恵美須町20:00
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 堺筋線で恵美須町へ向かいます。堺筋線は大阪市交通局で唯一の架空電車線方式なので、トンネルの断面が関東の地下鉄並みに大きいのが特徴ですね・・・。これで堺筋線に乗車するというミッションを達成。これで大阪市地下鉄の全路線に乗ったことになり(全区間ではないよ・・・)、ミッションを達成。
 その後、なんば周辺で夕食を取りました。これまでは乗継時間が短井野もばかり続いていたので、昼食はコンビニの簡単なもので済ませてましたし・・・。


 第34ランナー 地下鉄御堂筋線508 なんば21:11→本町21:15
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 第35ランナー 地下鉄御堂筋線512 本町21:25→梅田21:29
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 なんばから御堂筋線に乗車し、いったん本町で降りて、再び御堂筋線に乗車し、梅田で降りて、大阪市交通局の乗り継ぎは完了しました。この後はJRで帰りましたとさ。

 こうして、大阪市交通局の乗り継ぎをしてきたわけですが、民営化で路線や運行形態が大きく変わるわけでもないので、バス営業所全てをまわって大阪市交通局の文字を撮影したり、地下鉄の全路線に乗ることをミッションにすることで、大阪市交通局の様々な面を見ることが出来ました。
 以上です。

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