バスタ新宿

ｓ　新宿駅周辺に分散していた高速バス乗り場を集約する目的で国土交通省が主導となって建設されていた新しい高速バスターミナルの
　バスタ新宿
　が２０１６年４月４日に開業しました。そのバスタ新宿を見てきましたので、レポートします。

　バスタ新宿は新宿駅南口及び国道２０号線に隣接した場所に設けられ、線路上を地上として２～４階から成り立っています。従って、ＪＲ新宿駅の南口改札口すぐにバスタ新宿への出入口が設けられ、鉄道からすぐ乗り換えが出来るようになっています。

　バス乗り場
　は最上の４階に設けられています。乗り場は１２ヶ所あり、中央部を囲むようにＡ～Ｄの４エリアに分け、それぞれ３つずつの乗り場が設けられています。尚、Ａ～Ｄエリアは方向別に分けているようです。因みにバスの出発時刻もエリアごとに決められていて、０・１０・２０・３０・４０・５０分はＡエリアとＤエリア、５・１５・２５・３５・４５・５５分はＢエリアとＣエリアから出発というように上手く分けられているようです。

　こちらは
　降車場
　です。降車場は３階に設けられています。降車場は３ヶ所あり、空いているところに適当に止めて降車する感じのようです。因みに３階は多くのスペースをタクシー乗り場に充てているようです。

　４階には
　待合室と窓口
　が設けられています。窓口にはバス乗車券の発券や乗客案内などが行われていました。多数のバスが発着しているので、いつも多数の人で賑わっていました・・・。

　バスの出発案内です。１日で最多１５００便以上発着しているだけにぎっしりと表示されていますね・・・。

　バスタ新宿に発着している
　昼行便
　です。関東発着の近距離、中距離の高速バスだけでなく、リムジンバスも発着しています。バスタ新宿は高速バスだけでなくリムジンバスまで集約している事がポイントですね・・・。

　こちらは
　夜行便
　です。広範囲のバスがやってくる事がポイントで、遠くは青森と博多行きのバスもやってきます。そして、ＪＲバス、民営バスだけでなく、ツアーバス上がりの高速バスも多数やってきます。なので、夜間になると多彩なバスでバスターミナルに賑わいを見せる事になります。

　日本ではこういった大規模なバスターミナルが無く、事業者によってバス乗り場が分散している事が当たり前なので、集約は大きな意味を持つかと思います。関西でも大阪駅で集約出来たら・・・と思っています。因みに京都駅では八条口において規模はそんなに大きくないものの、バス乗り場の集約がなされているので、この流れで行けば利便性は確保できるかと・・・。
　以上です。