帝産湖南交通 系統番号あれこれ その１

　帝産湖南交通では１９９０年代半ばに
　系統番号再編成
　が行われ、その再編成によって下１桁が発着する駅ごとに割り当てられるという附番法則が出来ました。ところが、当時は２つの駅を結ぶ系統が多数残存していました。その場合は方向によって系統番号を併用する形で運用していました。

　こちらは石山駅～草津駅を国道１号線経由で結ぶ系統ですが、石山駅行きは９０系統、草津駅行きは９３系統として運行され、行先表示は往復表示だったため、２つの系統番号を併記していました。
　この系統は１９９０年代に廃止されていますが、末期は平日夕方に草津駅→石山駅の１本のみ運行され、田上が担当していました。この便は田上の車両が草津駅に姿を見せる唯一の機会だったと記憶しています。

　こちらは石山駅～瀬田駅を国道１号線経由で結ぶ系統ですが、石山駅行きは９０系統、瀬田駅行きは９１系統として運行され、行先表示は往復表示でした。こちらも末期は平日夕方の瀬田駅→石山駅のみの運行でした。１本だったような・・・２本だったような・・・、忘れました。田上営業所の運行範囲は石山駅と瀬田駅にまたがるため、廃止されてから約２０年経った今でも石山駅～瀬田駅間の回送はあります。

　こちらは草津駅～栗東駅東口を結ぶ系統ですが、草津駅行きは１７３系統、栗東駅東口行きは１７６系統として運行されていました。行先表示は往復表示でした。この系統は１９９０年代に廃止されていますが、本数としては数往復だったように思います（記憶はあいまいですが・・・）。尚、この路線は廃止後、くりちゃんバスの草津駅・手原線に引き継がれています。担当は草津で、中型車がメインでしたが、朝に大型車の運用もありました。

　以上が写真の持っている系統を挙げてみましたが、他に
　　１・３系統　瀬田駅～滋賀医大～松下東口～国道１号線～草津駅
　　９１・９３系統　瀬田駅～国道１号線～草津駅
　　５０１・５０３系統　瀬田駅～滋賀医大～松下東口～バイパス野路～草津駅
　　１４３・１４５系統　草津駅～米花団地～草津駅西口
　などがありました。瀬田駅～草津駅の系統は南草津駅が出来る前、松下電器（現パナソニック）のアクセスを担っていたのですが、南草津駅が出来てから南草津駅発着にシフトした関係で廃止されています。尚、１・３系統、５０１・５０３系統は片道表示だったのを記憶しています。
　１４３・１４５系統は草津駅～北山田浜を結んでいた４３系統の代替で設定された系統でしたが、短期間で廃止されています。行先表示は往復表示でした。

　駅を結ぶ路線は往復によって２つの系統番号を使い分けていましたが、現在は全て廃止されており、今は見られません。でも、２２８の幕には９０・９３系統、９１・９３系統の表示が残っているので、そこが名残でしょうね・・・。あと、ＬＥＤならどんな表示になってたんでしょうね・・・。多分完全に片道表示になっているのかもしれませんが・・・。
　以上です。