ワカメと銭婆との喜怒哀楽

年式'00のビーグル犬ワカメと'51の妖怪!銭婆が俺を困らせ悩ませる 痛快娯楽な毎日

バリー君

2009-01-25 08:58:13 | バイク
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多分、25年以上前の事かと思うのですが、 オイラの師匠がまだバイク屋をやってた時、

たくさんのお客さんが 店を出入りしていましたが、その一人に、バリーシーンという

ニックネームを付けられた人がいまして(我々が付けたアダ名ですので 本人は知らないと

思います) とにかく口が達者で どうしてあんなに自信があるのだろうって

不思議なくらい何の話にも入ってきます。


師匠の店は、モトクロスのレーシングチームでもあり、昔はカワサキの1年前の

ワークスマシンが支給されてたり、2本サスの時に、まだ発売されてないユニトラックの

サスのマシンがメーカーから貸与されてたりするほどのレーシングチームでした。

そこに、バリーは、何でも知っている! みたいな顔をして入り込んできました



もちろんバリーはレースなんて未経験です。 乗ってくるバイクは RG50!

ごく普通の一般車の原チャリ! 冬になるとオイラ達は、雪の積もらない浜辺に行って

モトクロスをして遊びます。 浜から帰って来ると 師匠の店でバイク談義(^^)


そんな時に、バリーが店に来て 一緒に加わるのですが バリー君は

「 そこはあーやって、こうやると、いいんですよ! 」 とか、訳の分からない事を

言い出します。 オイラなんて まだ人間が甘いもんで聞いててイライラして来てるのに、

師匠はニコニコしながら聞いています。



偉大な師匠は、バリーの説明を「 ウンウン 」とうなずいて、どんどんと待ちあげます。

そして、掛けてあったハシゴを外す! と言う技が得意技


オイラも何度やられた事か^^;


バリーは師匠に 罠とは知らずに調子に乗って、どんどん登って行きます。

師匠は褒めちぎります!「 それは凄い! 」「 そんな事 俺には絶対にできないよー! 」

とか言われて、バリーは有頂天

登り切ったバリーに、師匠は 「 それで、そのRG50で砂浜の丘で、ジャンプは

どれくらいできるの? 」 と聞いたら、 バリー様は 「 う~ん! こないだ飛んだんだけど

20m位かな! 」 オイラは心の中で ( ドヒャー! コイツ何言ってんだ

と、思いました。 それでも師匠は「 それは凄い! 俺なんてモトクロッサーでも

10mも飛べないよ♪ 」「 人の才能って平等じゃないよなー♪ 」「 キミみたいな人材は

絶対にモトクロスに向いているんじゃないの 」 と おだてて別の話題に入り、


少ししてから思い付いたように、







「 そう言えば、さっきのジャンプの話だけど、
            見たいから これから浜に行かない? 」





すると、バリー様は 急に用事を思い出したらしく、ピッ って帰って行きました。


文章にすると、よく解らないのですが、その「 間 」のタイミングとか 素晴らしく上手くて

バリー様が帰られたあと、オイラは師匠の話術に惚れぼれしたものです


その「 間 」の取り方を、天然化して行うのが 銭婆ですね(=_=)


話が反れました、失礼!

それからバリーは原チャリではなく、車に乗ってくるようになりました。

車で来るようになったバリーは、バイク修理をしている師匠に ピッタリくっ付いて




修理のアドバイスをしてました<`~´>



※実際のバリーシーンとは'80年代のバイクの世界選手権王者、ヨーロッパでは

 知らない人は居ないほどの有名ライダーです。 ここに出てくるバリーとは

 まったく関係ありませんので、ご了承ください。



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コメント (8)
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