雨上がりの夕方、
銭婆と一緒に ワカメの散歩に出かけた帰り道、
道の真ん中で オイラ達を待っているとしか思えないような猫に出くわしました。
近づくと 猫の方から こちらに向かってきます。
ワカメはいつでも逃げられるように 出来るだけ離れて歩きたいようです。
しかし一応、ワカメにもプライドがあり、それを飼い主に悟られないようにして 出来るだけ知らん顔をしているつもりのようです。
「 やっと来たねぇ、 ボク、今暇だから 遊んでくんない？ 」
銭婆が「 ヨシヨシ、いい子ね、 」 と 撫でてやると 猫は喉を鳴らして甘えてきました。
「 なんて人なつこい猫さんなんでしょう ♪ ヨシヨシ、 」
それを見たワカメさん、 ヤキモチ妬いて 猫を追い払いたいのですが・・・。
「 何よ、その猫！ 早く何処かに行きなさいよ！ 」
猫はワカメの事などまるで眼中に無し！のようです^^;
「 今は アタイの散歩の時間なんだから アンタ早く 何処か行きなさいよ！ 」
しかし依然として ワカメなんて、全く平気です。
「 は、早く行ってよね！ 行かなきゃパパに食べられちゃうわよ！ 」
何とかして ママを取り返したいワカメさんでありますが
どうしても 猫から 半径60センチ以内に 入る事が出来ません、
「 そこの猫！ 無駄な抵抗はやめて 速やかに帰りなさい！ ってばぁ、」
撫で撫でしてもらい、ますます大喜びの 猫さん、
もう完全に ヘソ天です^^;
ワカメさんの怒りも ピークに達してきました！
そして ついにワカメの出した行動は？
「 ママなんて 大嫌い！ もう アタイ帰るからね！ フンだ
」
「 ヒーン、 ママのブァカァァァァ！ 」
「 あんなワンコなんて 放っとけばいいのにぃ 」
「 あっ、黒柴さん！」
「 ちょっと、黒柴さん、話聞いてよ、 ヒドいんだからもう、 」
「 うーん・・・、少し お話聴ける状態じゃないから また後にしてくんない？ 」
「 確かにそりゃそうだ！
」
「 ぎょ！ 今度は強そうな猫がいるじゃん！ 」
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