昨日の続きです。
上のゲレンデがガスと新雪で 左右上下がまるで解らなくなるような錯覚に陥るほどの状態でしたので
下のゲレンデにやって来た三人、
やっぱり ちゃんと見えると滑りやすいや(^^)
上と違って下のゲレンデは視界がハッキリ見えて楽チンです(^^)/
ところが、雪不足の為に ゲレンデ自体が 地形の形のままになっていて
特に リフトの位置が 雪が足りないために 高い位置のままで・・・。
リフトに乗る為には 乗り場まで 坂を上って行かねばなりません、
慣れている人には 別に何ともない乗り場ですが
リフト乗り場まで上り切れなくて 必死になっている お譲さんが一人(^^)
折り返し地点でそのまま登るのは諦めて スキーを片方外して リフトのある場所まで上って行き
そこでスキーを履こうとしても ブーツの裏に 雪がドッサリと着いていてまたスキーが履けない、
もう、見ていて飽きませんね^^
この時は他に客も来なかったので ゆっくりと説明しながら 雪を取ってあげてスキーを履かせてやりました。
するとリフト係のオジサンも 優しく教えてくれて 親ビン赤い顔して 照れてました^^;
で、 乗る時もかなり リフトをゆっくりにしてくれて 係のオジサンが こう言いました。
「 お父さんの右に付いて線の所でリフトを待っててね!」
何とか、リフトに乗る事が出来た親ビンでありましたが、
リフトの上で 何とか落ち着いたのか 「 ふう、」 と、ため息をついたあと、
「 今さぁ、パパの事を お父さん! って言ってたよね、 ププッ! 」
もう、完全に親子と間違われてましたね^^;
年齢的にも仕方ないよね、 まぁいいけどさ、
でも逆に 嬉しかったりして^^
今度から スキーに行く時 お父さんって呼ばせようかな(^_^;)
とか言ってたら 下のゲレンデも ガスが掛かってきました!
オイラは この日 最初からどうも少し具合が悪くて (二日酔い?)
トイレ休憩を取ることにして その間、二人だけで滑って貰う事にしました
トイレ休憩をして外に出てきたら キリから雪に変わっていて
これは完全に やる気を失い スキーは車の中に片付けて 二人が滑りを見学してました^^;
よくこんな雪の中を 頑張って滑ってるよな~、って感心します^^;
親ビンは相変わらず 横向きになって必死な形相で 上がっていきます^^;
頑張れ 我が娘!
って感じで高見の見物!
と思ってたら すぐに下りてきて 銭婆さんが、「 雪がひどいから 休もうよ!」 と、言いましたが
オイラはもう、とっくに休んでましたけど何か^^;
時間はまだ10時半を過ぎたとこ、
半日券は1時まで滑る事が出来ますので まだ時間がタップリあります^^;
お昼にするにはまだ少し早いのですが
オニギリでも食べて 様子を見よう! となりました
が、オニギリひとつ食べ切る前に雪も止んで 空が明るくなってきました。
「 あっ! 青空が出てきたよ 」
「 ホントだ ♪ 晴れてきたー! 」
「 今のうちに 滑った方がいいかもよ ♪ 」
「 スッゲー! 天気って、すぐに変わるんだね 」
あれだけ強く降っていた雪が ほんの10分程度で ここまで回復!
山の天気って凄いですね
一気に ここまで変わるんですね^^;
「 行くなら今でしょう! ムッフッフ ♪ 」
という訳で 高速リフトで テッペンまで上がります。
やはり天気がいいと 気分も違いますねぇ(^^)
ご機嫌な お二人、来て良かったと思う瞬間です(^^)/
親ビンのテンションも 上がります^^
このまま 楽しく時間が過ぎていきます^^
いっときは 10時過ぎには帰ってもいいかなと思っていましたが
止めなくて良かったですよー!
それからまた日が影ってきましたが ガスもなく 雪も降らないので時間ぎりぎりまで滑っていました。
親ビンはもう慣れたもの ♪ 楽しそうに滑っています^^
結局、午前券ギリギりまで滑ってましたよ~(^^)
で、帰りは 下りのリフトに乗って ベースに戻るつもりでしたが
せっかく慣れてきた親ビン、 勿体ない気がして 上から滑り下りてきてもらう事に決めました。
「 う回路を滑って下りるからきっと楽勝だね!」
と、余裕しゃくしゃく!
しかし、このあたりからまた 雪が降ってきました。
実はここの う回路は 幅が極端に狭くて 初心者にはターンがキツくて 片方がそのまま崖になっていて
親ビンには ビビるに充分なコースであります^^;
しかも、雪不足の為、 凍結剤をシッカリと捲いてあるので 雪面は ガリガリになっていて
一段とビビリを助長させるに充分です。
当然、親ビンは 凍りの中をターンも出来ず ビビリまくって ボーゲンのまま直線的に下りてきました。
広い場所に出る頃は もう足がパンパンになっていて
滑るという 行為すら出来ない状態に、 それでもまだ1/4も進んでいません、
オイラも こんなんだったら リフトに乗せて返すべきだったと後悔したくらいですから・・・(+_+)
風も出てきて 耳が痛い!
取りあえず 頑張って初心者リフトに向かって 頑張って滑り下りてく訳ですが
そのために隣のゲレンデに回ると さらに雪質が悪くて 一段と大変になりました。
どうする親ビン!
もう、足がパンパンで利かないので 何を言っても無理な状態!
頑張れー! ゴールはまだ遠いぞーっ!
ビビリ切りの親ビンは、もうこんな感じになってました^^;
まだ 怒る元気があるので 何とか大丈夫と判断^^;
「 ねぇ、 もう足に力が入らないんですけど 」
頑張った親ビン、 何とか隣のゲレンデから下にある初心者ゲレンデに出る為の 通路に出ることが出来ました。
ここは平たんですので 文句をいう言葉も 普通の音量で喋るゆとりができたようです^^;
「 ねぇ、あとどれくらいで終点なの?」
で、 頑張って何とか 下の初心者ゲレンデまで来る事が出来ました!
しかしもう、 全体力を使い果たした親ビンには
このゲレンデを下りてくるだけの体力などあるはずもなく
生まれたての 子ヤギちゃんのようになって カクカクしながら下りてきました^^;
そんな親ビンでしたが 頑張って頑張って、 頑張り抜いて 自力で下りてくる事ができました(^^)/
「 さっすが親ビンだねっ! 最高だよー♪ 」
と、おだてても この時はすでに 反発する体力、筋力、気力 も消え失せて
膝を抱えて ゼエゼエ言ってました^^;
ようやく 駐車場まで 歩いてこれた 親ビンさん^^
時間かけて 下りてくると 天気はまた晴れになっていました^^;
青い空と 紫色した親ビンの顔色! チアノーゼ(酸欠)状態になって歩いてました^^;
いつもならここで
何故下りのリフトに乗せてくれ無かったの? とか
ギャーギャーと文句の百も のたまう親ビンのはずですが
疲れ切っていたせいで 文句の三程度しか聞かされませんでした^^;
でもさすが親ビンです。
ちゃんと見せ場を作ってくれて オイラは満足です!
帰りの峠道、 天気が回復してきて サングラスしたまま 運転しました!
それでも 峠を降りると また雪模様、
この時期は 天気も どんどん変わり 予測など出来たもんじゃありません、
今回は最後、親ビンに可哀想な事をしたなぁと、反省したオイラです。
猫が犬にスリーパーホールド!
「 山は雪がたくさんあっていいなぁ!」